2020年7月9日のアップデートにより、アズールレーン「特別計画艦 第三期」が実装されました。新たに実装された5隻の計画艦について、弾幕確認で試した感じや大陸版の性能表を元に私個人の感想をまとめています。実装初日の感想なので、今後の研究次第ではまた違った評価になるかもしれません。
性能表
大陸で公開されていた性能表です。出典元
ドレイク
「ドレイク」ロイヤル陣営の重巡洋艦
- 砲座+1魚雷型重巡(ローンやサン・ルイと同じ)
- 内蔵副砲でダメージを稼げる設計
- 通常弾か榴弾主砲を装備時、弾薬を特殊榴弾に変更
- 20秒毎に特殊弾幕発動、敵に向けて3連射する高威力の榴弾(与えたダメージの15%回復)
耐久値はポートランド並み、ロイヤル重巡では一番高い数値を持つ。
砲座+1に高い火力、さらに特殊榴弾の装甲補正が115%/115%/95%と中・重装甲に対して強力。通常の榴弾は135%/95%/70%なので、ダメージ換算で比較すると中装甲1.21倍、重装甲1.35倍以上の効果を得られる。
前衛の全弾発射や特殊弾幕は自身の正面に発射されるが、ドレイクの特殊弾幕は敵艦を狙ってくれるので非常に当てやすい。自身の耐久性能に特殊弾幕の回復効果が合わさることで、連戦において高い生存力を確保できるはず。同レベルの敵艦相手の場合、一発あたり60前後回復できる計算。
全弾発射は8回発砲で発動する。威力38の通常弾18発、徹甲弾9発を正面広範囲に発射する。徹甲弾部分は一回貫通するらしく、敵が多いほど有利に働く。
☆感想
ドレイクはパッと見だと強さが分かりにくく評価に困るが、一つ一つ詳細な性能を知ることで「まぁ強いよね?」と言えるような性能だと分かる。
攻撃性能は強化された内蔵副砲や特殊弾幕があるのでサン・ルイ以上が確定。耐久は回復込みでローン並み、連戦ではそれ以上、ただし生存力や味方を守る能力では開幕シールドがあるローンに敵わないはず。
ドレイクは新たに登場した虹装備「試作型234mm三連装砲」を前提に調整されている節がある。
7/22追記:不具合修正とスキル調整
弾幕確認で内部副砲の不具合が修正されてまともなダメージ(単発ダメージ120ほど)が出るようになった。
特殊榴弾の装甲補正が125%/125%/105%に変更、特殊炎上効果(確率9.5%)が付与された(弾幕確認で235ダメージ)。
特殊弾幕スキルがシールド貫通効果を得た。
撃破時の能力アップに装填7%が加わり、先頭に配置している場合は最初から火力・回避15%、装填21%を得られる。
諸々の調整を受けて非常に強力な重巡洋艦に変貌したと言える。
チェシャー
「チェシャー」ロイヤル陣営の重巡洋艦
- 最強の対空重巡(対空砲座+1、対空補正165%、対空400↑)
- 12秒毎特殊弾幕発動(肉球流星群)
- 開始魚雷無し、代わりに初回魚雷リロード70%短縮
- 中装甲耐久5000↑、常時15%軽減有りで頑丈
主砲砲座は1つだが、12秒毎に発動する敵の頭上に降り注ぐ特殊弾幕を持ち、高回転率故に手数は多い。この特殊弾幕の威力×発射数は非常に優秀だが、最初に狙った位置を固定で狙い続ける性質があり、すぐに敵艦を倒してしまうと無駄になりやすい。
全弾発射スキルは6回発砲すると発動、1回貫通する肉球弾で平射攻撃をおこなう。弾の見た目が大きく、若干の誘導効果がある模様。
中装甲+耐久5000↑に加えて受けるダメージを常時15%軽減する効果を持つ。チェシャーの生存力は重巡全体で見ても非常に高い位置にいる。
開始時魚雷を持たず、魚雷の最大ストックが1だけという欠点がある。一応初回の魚雷リロードを70%短縮する効果があるので少しは補える。他の艦船と時間差で魚雷を発射できることが活きる場面があるかもしれない。
☆感想
チェシャーはドレイクと違ってわかりやすく対空が強いと強調され「最強の対空重巡」という肩書を手に入れた。おまけにかなり丈夫であるため、対空軽巡のみで編成するよりもチェシャーを入れた編成のほうが安心して戦えるはずだ。
他の強力な重巡と比べた場合、チェシャーの攻撃性能では物足りなく感じるかもしれない。この点ははっきりと役割が違うと割り切って対空要員兼壁役として運用するのが良さそうだ。
マインツ
「マインツ」鉄血陣営の軽巡洋艦
- 中装甲耐久5000↑
- 定時シールド展開、割れると弾幕発動
- 先頭配置で生存力アップ、先頭以外で確率弾幕
- 砲座+1に各種弾幕のおかげで手数が多い
耐久性能は中装甲に耐久5000オーバー、15秒毎にシールドを展開する。さらに先頭配置で15%軽減、回避15%、速力5アップを得られるため、重巡の役割である壁役を十分に任せられる。
砲座+1、シールドが剥がされることで反撃弾幕が発動する。さらに先頭以外に配置でクリティカルダメージ25%アップ&15秒毎に70%で特殊弾幕発動。
強くはないが魚雷も発射できる。(開始時魚雷有り)
☆感想
「めっちゃくちゃ硬くて色々できる」使いやすそうな艦船。
先頭配置では軽巡とは思えないしぶとさを見せてくれそうだ。この状態でも反撃弾幕が使えるので手数は十分と言える。
先頭以外では確率特殊弾幕&クリティカルダメージアップを得て攻撃力が高くなる。
全体的にハイスペックと言える性能だが、欠点があるとすれば命中が重巡並みに低いことだろう。計画艦特有の幸運0も足を引っ張り、ある程度回避が高い敵には普通の軽巡よりもmissが多くなることが予想される。
オーディン
「オーディン」鉄血陣営の巡洋戦艦
- 前に出る+軽減20%
- 魚雷を装備でき、魚雷ボタンで発射
- 18秒毎75%で特殊弾幕発動(かっこいい)
- 副砲攻撃もする
オーディンは主力艦でありながら装備スロットが主砲・魚雷・対空という珍しいタイプの艦船だ。魚雷補正は200%と高く、雷装は金魚雷装備で280ほど、ダメージに換算するとベルファスト並みの魚雷攻撃力になる模様。
オーディンは戦闘中、旗艦の前に移動して自身の受けるダメージを20%軽減する効果を持っている。これが実際の戦闘で有利に働くか不利に働くかは未知数。一応、演習なら位置的に固定機動の特殊弾幕が当たらないとか、長門のBIGSEVENを受け止めて旗艦を生存させるといったことは予想できるが果たして…?あとは主力に届く前に消えるはずの流れ弾を前に出ることで受けやすくなるなど不安な点も挙げられる。
弾幕確認で試すと徹甲弾による副砲攻撃もしてくれる。これはオーディンの特殊副砲(強化レベル5で開放)と呼ばれるものらしく、はっきりとした性能はわからないが、後ろから定期的に攻撃してくれるのはありがたい。
特殊弾幕は威力92×24発の平射弾をx字で飛ばし、一直線に走る稲妻が高威力貫通攻撃でとてもかっこいい。
☆感想
オーディンは「実際に使ってみないと分からないタイプ」の艦船と言える。使う状況次第では良し悪しもありそうだ。
新しいタイプの艦船ということでその期待は大きく、今後の研究次第では面白いコンボが作れるかもしれない。
7/22追記:
スキル調整によって特殊弾幕スキルがシールド貫通効果を得た。
シャンパーニュ
「シャンパーニュ」アイリス陣営の戦艦
- 開幕主砲、主砲砲座1、高主砲補正
- 主砲リロード常時40%短縮
- 主砲連動弾幕(小粒弾)
- 20秒毎特殊弾幕(徹甲弾3発投射)
- 榴弾または徹甲弾を装備時に性能変化
- 耐久75%以上の時、旗艦が受けるダメージ50%肩代わり
- 耐久75%未満の時、自身の回避と命中が15%アップ
開幕主砲を使えるが主砲砲座1なのでスタートダッシュ性能はジャン・バールやリシュリューに劣る。
主砲リロードは常時40%短縮されるため、戦艦の中では非常に攻撃機会が多い。連装砲装備なら10秒程度でリロードが完了する。当たり前だがリロードする度に手動標準で狙えばダメージ20%アップ。
主砲発射に連動する小粒弾はいわゆる賑やかし程度の性能だが、主砲の回転率を考えると「塵も積もれば山となる」意外と侮れないかもしれない。
特殊弾幕の性能は第2の主砲といった感じで威力が高く、徹甲弾属性なので中・重装甲に強い。ターゲットは人形を優先する模様。
榴弾主砲装備で火力5%、対空15%、重装甲の敵へ与えるダメージ15%アップ。重装甲を仮想敵にするなら徹甲弾が有利なので、こちらの効果は軽装甲を仮想的とする時や炎上目的のおまけという感じ。
徹甲弾主砲装備で火力5%、装填15%、主砲クリティカル率20%アップ。中装甲・重装甲を仮想的にするならこれ。
自身の耐久値次第で旗艦のダメージを肩代わりする。これで自身の耐久を減らして回避と命中を上げるというギミックなのだろう。レベルの低い旗艦を一時的に守るといった使い方ができそうだ。
☆感想
シャンパーニュは見た通り「手数多い系」の戦艦である。近いタイプだとリトル・レナウンが存在する。
砲座1という大きな弱点は高主砲補正、リロード短縮、クリティカル率アップ、主砲発射に連動する小粒弾でほぼ補えている(一般戦艦相当)。そこに20秒毎に確定発動する特殊弾幕が加わるため、未改造ウォースパイトくらいの攻撃性能は普通に持ち合わせていると考えられる。
ボス戦よりも道中戦闘に適正があると思われるが、道中でも旗艦のダメージ肩代わりや高回転率の主砲をどう利用するかが問われる。
まとめ
新たに実装された「特別計画艦 第三期」の感想は以上です。
SNSの投稿を見た感じだとわかりやすく強さが強調されているチェシャーやマインツが人気(キャラ人気?)みたいです。
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