【アズレン】サディアUR戦艦「ラファエロ」最終評価!微妙なところ・強いところを紹介!【動画】

アズールレーン_ラファエロ

アズールレーンに先日実装されたUR戦艦「ラファエロ」ですが、どうやら性能面ではあまり注目されていない様子。他URと比べ、ラファエロの動画再生数とブログ閲覧数も伸び悩んでいます。また、頂いたコメントではスキルに言及するものが多く、一部で「強いか弱いかわからない」という空気感が漂っています。

今回はラファエロの微妙なところを見ていき、最後はラファエロの強さを解説。ラファエロの基本的なことは個別の性能解説動画か記事を参照してください。

ラファエロ解説動画

この記事のネタは動画による視聴がオススメです。

微妙なところ

頂いたコメントやSNSの投稿などから、ラファエロの微妙なところをまとめてみました。

ステータス

ラファエロはUR戦艦なのでステータスは高いほうです。しかし、スキル込みで別のUR戦艦と比べたとき、突出している部分が少ないことがわかります。

ステータスだけ見た場合、ラファエロは戦艦トップクラスの装填と火力を持っています。

戦艦装填値

しかし、ラファエロには装填バフが無く、バフ込みで見るとUR戦艦の中では武蔵やアルザスより高いくらい。

主砲攻撃力もステータスの差だけで武蔵のほうが約13%高い。武蔵が主砲や設備でリロードを調整してもラファエロ以上の出力を発揮可能です。

副砲性能は武蔵、フリードリヒ、ヴァンガードが最強クラス。

対空性能はニュージャージーとヴァンガードが最強クラス。ビスマルクZwei、ソユーズ、ウォースパイト改も一般的な戦艦より優秀です。

対空砲と航空機による迎撃力はキアサージが最強。航空攻撃時に弾消しを行える特殊性もポイント高い。

スキルテキスト

ラファエロのスキルは実装当初から「テキストが長すぎる」と悪い意味で話題になりました。スキルも強いのか弱いのか、説明を読むだけではイマイチわかりません。

そうなってしまう主な原因は無駄に条件分岐が多く、想定される状況が限定的だからと考えます。

例えば、黒塗りデバフですが、これの条件を細かく見ていくとこうなる。

①主力か前衛先頭
②1つ目の兵装で攻撃
③命中時50%発動
④クールタイム5秒
⑤3回加算で最大効果

デバフを1回付与するだけなら簡単です。砲座2の駆逐・軽巡を先頭に配置して徹甲弾を装備すれば、ほとんどの敵艦をデバフ状態にできるだろう。

そう考えると②と③の条件は過剰。どうせデバフを1回付与しただけでは速力が5%下がるだけです。この程度の効果はバラ撒けてもいいでしょう。

1番キツイ条件は①と④。早く3回加算したいのに、先頭だけでは最低でも10秒以上掛かります。その前に雑魚敵は倒れていることでしょう。

この効果が活きる状況は3回加算まで耐えるような硬い敵が存在すること。ほとんどボス戦を想定した効果であり、それ以外は白塗り加算の布石、特殊弾幕の追加効果目的という解釈になります。

特殊弾幕も条件を付けず最初からフルパワーでいいと思う。単体相手なら確実にフルパワーを引き出せますが、雑魚戦ではそれが難しく出力が低下します。アルザスやソユーズの特殊弾幕が許されるなら、ラファエロも許して欲しい。

特殊弾幕の回復効果も状況次第で回復効率が変動するため、回復戦艦と言い切れないことがもどかしい。

状況次第

ラファエロが全力を発揮できる状況は限定されます。

まずサディア限定のダメージアップ効果があるため、サディア艦船が多いほど有利です。少なくとも1隻以上のサディア艦船がいないと、ラファエロを使う価値は低くなるだろう。ただ、現状で強力なサディア艦船は少ないです。

ラファエロは理論上、黒塗りデバフ6%と白塗り与ダメ6%で味方のダメージ約12%アップ、特殊弾幕の追加効果で合計8%回復できます。

しかし、雑魚戦で黒塗りを付与してもすぐに倒してしまい十分な効果を活かせない。逆に白塗りの生存補助は倒せる敵艦が少ないと効率が低下します。

そこから考えると、ラファエロが1番実力を発揮できるのは「ボス戦で量産型が湧くメインストーリー」くらいでしょう。

もちろん、そのようなボス戦でラファエロを1番に採用したいかどうかは別問題。単純に攻撃力が高い艦船を採用し、ボスを素早く処理したほうが簡単かもしれない。

空母と相性が悪い

白塗りの与ダメアップ効果は空母系の攻撃と相性が悪いです。

このゲームの仕様で、空母の攻撃前に付与された効果は持続切れになってもダメージに影響しますが、攻撃後に付与された効果はダメージに影響しません。

仮に空母の爆撃でデバフ状態の敵を3隻倒し、白塗りが最大加算状態になっても、残りの攻撃は通常ダメージ。

おまけに与ダメアップの持続は10秒なので、空母が次の攻撃を行う前に持続切れとなるでしょう。

一応、空母側に回転率の良い特殊攻撃があれば、デバフ状態の敵を倒して持続時間を更新できる。フリッツ・ルメイやベアルン(META)など、副砲型空母なら効果を活かせるだろう。

別艦隊支援

ラファエロの別艦隊支援は1~3戦目まで発動し、開始20秒後に威力141の投射弾を2発×2連射します。

ほかのUR戦艦が持つ別艦隊支援を知っていると、3戦条件や攻撃性能の低さを疑問に思う人もいるでしょう。

投射弾の中装甲に対する攻撃性能はニュージャージーの半分程度。ニュージャージーと違って弾幕には追加効果も無く、味方補助効果もありません。

唯一の長所は破壊範囲の広さですが、範囲も威力もソユーズの支援弾幕に負けています。

ラファエロの強さ

ここからはラファエロの強さについて話していきます。

攻撃性能

ラファエロ単体の攻撃性能はアイオワ砲装備で尾張並み、ジョージア砲装備でフリードリヒ並みです。

UR戦艦の中ではヴァンガードより強いけど、ほかはラファエロより強い。

大陸情報によると攻撃補助を含めたRDPSはニュージャージーより僅かに高い模様。

生存補助

ラファエロの生存補助は味方全体で最低でも4~5%分の吸収シールドを展開できます。

シールド耐久は合計で800~1000と高く、低耐久の駆逐・軽巡には大きな支えになるでしょう。

さらに主砲攻撃時、最低でも2%の回復を行えるはず。主砲1回あたり200回復です。

被弾の多い前衛を優先的に回復するとして、前衛全員に「回復+吸収=実質耐久1000~1200増加」くらいの価値を提供してくれます。

これは軽巡・重巡の基準で考えても「金舵<回復吸収」となるほど強烈。ラファエロ1隻で前衛全体に金舵以上のものを渡していることになる。

当然、生存力に余裕があるなら攻撃設備を積んで攻めたい。攻撃は最大の防御と言われるように、攻めることでも味方の負担を減らせます。

参考までに、雲仙に酸素魚雷+10で平均DPS150増加、ヒンデンブルクにFuMo+10で平均DPS156増加。

また、ラファエロのおかげで味方の生存力が上がり、限界ギリギリの環境で味方が倒れないことによる合計ダメージ増加を狙える。

仮に前衛3隻が最後まで生き残って50万ダメージ稼ぐ場合、10秒前に全滅すると7万以上のダメージ損失になります。

雑魚戦では敵艦撃破による吸収シールド展開と回復量増加もあり、味方の生存力向上は計測不能。

ラファエロの登場で生存設備が不要になる時代が来たかもしれない。

15章攻略

15章攻略における1番最適な戦艦は武蔵。2番がビスマルクZwei、3番がラファエロと評価されています。

武蔵は主力を守る能力を持ち、主力落ちによる出力低下や敗北を防ぎやすい。15章ボス戦ではアクィラとのセット運用が強力です。武蔵自身の攻撃性能が高いので、無駄に時間を掛けることなくボス戦を突破しやすく、前衛負担も抑えやすい。強力な別艦隊支援を1戦闘2回使えるのも魅力。

ビスマルクZweiはどちらかと言うと道中編成の採用率が高いです。ボス戦では武蔵に迫る攻撃性能を発揮しますが、武蔵のように主力を守る力は無く、やや不安定と言えます。一緒にヒンデンブルクやエーギルなど、鉄血艦船を多く採用するなら候補。ちなみに14章攻略は武蔵以上の適正があるらしい。

ラファエロは主力と前衛の生存力を底上げできる。主力を守る力は武蔵ほどではないが、前衛を守る力は高い。時間をめいいっぱい使った粘り強いプレイが可能です。道中・ボス戦、どちらでも対応可能。ラファエロの攻撃力が低い分、前衛にアタッカータイプを並べる、攻撃設備を搭載するなどの方法でダメージを稼げると良い。

安全海域15-1

15-1編成

安全海域15-1レベリングではラファエロが最適と言われています。同じことは別のURでも可能ですが、ラファエロなら性能が低く低レベルの艦船でも介護できる。

安全海域15-1

僚艦は瑞鳳やユニコーンなどの回復空母。

基本は前衛3隻か、主力1+前衛2隻を加えたレベリングが可能です。全体の質が高ければ主力1隻+前衛3隻のレベリングを行えるようです。

大陸ではラファエロ、瑞鳳、プリマスを介護役として、完凸70レベルの扶桑、太原、能代(μ兵装)を連れ、大型艦隊狙いで道中連戦をクリアしていました。

私も試しにオフニャ無し介護役3隻で挑みましたが、簡単に道中6戦達成できました。育成艦船を採用すれば少なからず対空出力が増すので、主力の負担が減り、その分だけ前衛の回復に集中できるようになるだろう。当然、オフニャも採用するべきです。

ボス艦隊は別艦隊支援効果で固めると良い。パーシュースがいれば前衛3%回復で安定感が増す。

支援空母

支援空母はフリッツ・ルメイ、華甲、鎮海。全て同じ装備、強化+10でOK。当然、強化レベルが高いほど有利になります。

15-1周回はメンユニや強化石のドロップ率が良いので、少しでも副産物の効率を求める人にオススメです。

余燼戦

余燼戦でダメージ重視の編成を組む場合、残念ながらラファエロは候補に挙がりません。

前衛が生存設備を積む必要がある場合、ラファエロにも活躍の機会があるかもしれない。生存設備→攻撃設備に変更することで、前衛の攻撃性能を底上げできるからです。

ただし、元々余燼戦はギリギリを攻めていくコンテンツなので、先頭は生存寄り、2番手と3番手は攻撃重視で攻めることが普通にあります。これだとラファエロを採用してもあまり旨味が無い訳です(1/3しか影響無し)。

あとは余燼戦でレギュラー入りが確定するくらい強力なサディア艦船が増えてくれればワンチャンあるかなといった感じ。

おわりに

新しく登場したUR戦艦「ラファエロ」は性能面であまり注目されていない様子。

その主な原因はテキストの長さやわかりにくい仕様のせいでしょう。

サディアという微妙な陣営に所属していることも影響してそう。マイナーな陣営は流す人もいるようなので。

ラファエロの強さとしては、15章攻略において戦艦3位の適正があり、安全海域の周回では最高の安定感を発揮。総じて、海域攻略で力を発揮する艦船と評価できます。

今はサディア艦船のダメージアップ効果を活かすことが難しいので余燼戦の採用は難しい。ソユーズにとってのナヒーモフみたいに、将来最高の相方に巡り会えたなら化ける可能性がある。

早いとこ接待ステージの実装や強力なサディア艦船を連発し、ラファエロが活躍してくれればと思います。

気軽にコメントしてね!

  1. 匿名 より:

    15-1周回で最適!と言われて良い!と思うユーザーがどれだけ居るか問題…今まで出たガチャ産UR艦の中ではかなり微妙なのは間違いないね

    • コメントありがとうございます。
      ほかのURでも可能なのでそこだけでは魅力に欠けます。

      個人的には「前衛に攻撃設備を積むパターンでダメージを伸ばせる」部分が大きいです。
      参考までに雲仙に酸素魚雷+10で平均DPS150増加。
      これが前衛3隻なら…?余燼戦でも採用するかもしれません。

      • 匿名 より:

        大鳳の時に伊吹、雲仙、能代μでやっていたのでワンチャンあるかもしれないですね。すぐに125に出来るだけの余剰経験値を貯めておいて準備だけはしておくことにします。

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