7月13日のアズールレーンアップデートにて、プリンス・オブ・ウェールズとヒューストンの特殊専用装備が実装されました。今回はこちらの簡単な解説をしています。
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プリンス・オブ・ウェールズ
ステータス
ロイヤル所属SSR戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」
SSR戦艦らしいステータス。プリンス・オブ・ウェールズは幸運が低く設定されているため、ほかの戦艦より回避率と命中率が低くなります。
姉妹艦にはキング・ジョージ5世級の艦船がおり、幸運を除けばほとんどのステータスが同じくらい。キング・ジョージ5世とハウだけ対空が高く、ハウは主砲補正も5%高く調整されています。
スキル
プリンス・オブ・ウェールズのスキルは1つだけ。
自己バフ
味方ユニオン艦船の数だけ、自身の火力・対空・装填・回避が10%アップ。最大3隻分で30%のバフ。
バフは自身のステータス・装備・艦船技術・オフニャを含む合計値に乗算されます。バフの効果が最大30%と高いだけあって、アズレンをやり込むほど大きな効果となるでしょう。
仮にフル装備で火力技術70だとしたら、30%バフで火力1000以上に到達します。装填は余裕で200以上、対空も並みの戦艦を上回る強さを発揮可能です。
設備で様々なカスタマイズができます。回避特化にすれば砲撃受けが強い戦艦に、対空特化にすれば航空ステージで活躍することも。
リロード短縮
ユニオン3隻以上で初回主砲リロード85%短縮。
メジャーなMK6やシャンパーニュ砲だと、装填30%バフで通常時の主砲リロードは約19秒。リロード短縮効果で初回は約3秒リロードです。
また、約3秒と言っても戦闘開始時は敵がいないので、出現するまでの間にリロードゲージは約4割溜まります。そこからリロードが完了するのに約2秒。つまり実際の待ち時間は意外と短い訳です。
複数のリロード短縮効果は加算されます。プリンス・オブ・ウェールズに設備「高性能火器管制レーダー」を装備すると、ちょうどリロード100%短縮となるため、ジャン・バールやリシュリューと同じ開幕主砲を使えるようになります。
リロード短縮で、1戦闘における攻撃回数はほかの戦艦よりも多くなることでしょう。
プリンス・オブ・ウェールズを使うならユニオン3隻条件は絶対にクリアしたいところです。
ユニオンバフ
ユニオン3隻以上でユニオン艦船にバフを与えます。
ユニオン前衛は火力・対空12%アップ。
ユニオン主力は航空・対空12%アップ。
ユニオン前衛には副砲型軽巡のクリーブランド級や、副砲型重巡のボルチモア級などがおり、それらと組めれば攻撃方面でも対空方面でも活躍してくれることでしょう。
ユニオン主力のバフは、内容から言えば対空砲型の軽空母と相性が良いです。特に改造で強化されるインディペンデンス改は1番組みたい相方かも。航空バフ目的で正規空母と組むのも有りです。このバフは主力が対象なので、ユニオンの航空戦艦を強化することも可能。
ロイヤルナイトの矜持
プリンス・オブ・ウェールズに専用装備をセットすると、火力35/命中20を獲得。
装備効果は饅頭オフィサーソードと同じなので省略。
スキル強化により、ユニオンだけでなくロイヤルも対象に含まれるようになりました。
自己バフは僅かに効果が上昇し、1隻につき12%アップ。最大3隻で36%。
PoW自身もロイヤル主力なので対空12%アップを得る。自己バフ最大+
陣営カウントには自身を含めないので、依然プリンス・オブ・ウェールズ+3隻という縛りは残るものの、ロイヤル陣営が対象に含まれるようになってだいぶ使いやすくなりました。
クイーン・エリザベスと組んでロイヤル前衛を強化する運用や、採用しやすいユニコーン改の性能を底上げするなど、やれることが増えました。
総評
プリンス・オブ・ウェールズに専用装備が実装されました。
スキルの対象にロイヤル艦船が含まれるようになり、以前よりも扱いやすくなりました。
プリンス・オブ・ウェールズが最大バフにリロード短縮を得るだけでも強いので、その運用がしやすくなったことは高く評価できます。
初心者から中級者はユニオンとロイヤルが編成の中心になることがあります。プリンス・オブ・ウェールズは勲章交換で入手できるため、この専用装備さえ作れれば、そこそこ強い編成を組みやすくなるでしょう。
ヒューストン
ステータス
ユニオン所属SR重巡「ヒューストン」
主砲砲座2つと副砲を駆使して戦う、いわゆる副砲型重巡というヤツ。
残念ながら、SRゆえに尖ったステータスはありません。
重巡ワーストクラスの低耐久と軽装甲タイプであることから、戦闘における生存力に不安が残ります。
スキル
回避アップ
自身の主砲攻撃時20%で発動。15秒間自身の回避が100%アップ。
ヒューストンは主砲砲座2の艦船なので2回判定されます。これで発動する確率は36%です。
残念ながら開幕10秒のクールタイムがあり、序盤から発動することはできません。発動後も10秒のクールタイムがあります。
クールタイムを意識するなら、主砲攻撃サイクル2回で10秒以上になるように調整したいです。
設備に金舵+ビーバーで生存力を計算。
通常時:耐久3660/回避率46.79%/生存力6878
スキル:耐久3660/回避率62.27%/生存力9700
一見すると回避100%アップは強そうに思えますが、開幕クールタイム、発動期待値、持続時間を考慮すると微妙です。
仮にヒューストンのスキルが常時発動してても、ポートランド改の生存力11865には敵いません。こんなの酷過ぎる。
ヒューストン・トゥ・ザ・スカイ
ヒューストンに専用装備をセットすると、火力35/耐久220を獲得。低い耐久を底上げできるのは嬉しいです。
装備効果で戦闘開始から自身正面に砲撃シールドを展開。敵弾を6回防ぐまで残り続けてくれます。この砲撃シールドが破壊されたとき、自身の回避が5%アップ。
大陸情報では回避率5%アップとなっているようです。その通りであればかなり強力な効果と言えるでしょう。
スキル強化により、主砲攻撃時に発動する効果が発動しなかった回数4回毎に特殊弾幕を展開。
攻速に優れる主砲なら最速10秒程度で発動可能です。
弾幕は自身正面に8発の砲弾を3連射。弾幕性能は不明ですが、レベル差MAXで軽装甲に対して、通常弾っぽい部分は270程度、榴弾っぽい部分は1030。榴弾部分の性能が高い模様。
ちなみに専用装備で強化後はクールタイムがありません。開幕クールタイムも無いので、開幕2連射で2回発動することもあります。発動しやすくなったこと、持続を維持しやすくなったことで、ヒューストンの生存力アップ。
専用装備によるヒューストンの最大生存力。
スキル中(回避5%):耐久3880/回避率62.76%/生存力10418
スキル中(回避率5%):耐久3880/回避率67.27%/生存力11854
砲撃シールドが壊れるタイミングや、スキル発動頻度にもよるので参考までに。
総評
ヒューストンに専用装備が実装されました。
弾幕追加のおかげで攻撃性能アップ。
専用装備の耐久アップと回避アップ、スキル強化のクールタイム廃止で生存力も上がりました。
クールタイムの廃止はかなり大きく、スキル発動頻度が目に見えて増えました。ただ、攻撃性能は許せても、低耐久軽装甲という点で足を引っ張っているため、どうしても使い難い。
同じSRで軽装甲重巡を使うならウィチタのほうが良いと思います。ウィチタは元々の攻撃性能が重巡トップクラスに高く、前衛の火力15%アップを持つ。こちらも専用装備が実装されています。
専用装備が無料か、それに近い入手難易度なら手放しで歓迎できますが、専用装備を作ってまでヒューストンを使うのは微妙です。
おわりに
専用装備が2種類実装されました。
プリンス・オブ・ウェールズのほうは初心者から中級者向き。様々な艦船と編成が組みやすくなり、プリンス・オブ・ウェールズを最大強化状態で使いやすくなります。
ヒューストンのほうは面白い調整でしたが、初心者にはオススメできません。ポートランド、ウィチタ、ミネアポリスを使いましょう。
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