アズールレーン2023年10月12日のアップデートで実装された特殊専用装備を簡単に解説!
こちらは動画による解説もあります。
扶桑改
扶桑は重桜所属のR戦艦。改造後はSR航空戦艦になる。
近代化改修の一歩前まで改造した状態を半改と呼ぶ。扶桑は改造前のほうが強い部分もあるので、好きな人は半改と改造を両方所持することも。
半改はいわゆる普通の重桜戦艦タイプ。途中まで改造している分、火力と主砲補正が高く、自前の火力バフを合わせれば、上位戦艦以上の主砲攻撃力を発揮する。
改造後は火力が低下し、主砲砲座が1つ減る。副砲枠が艦載機枠になり、水上機または航戦専用爆撃機を装備可能です。
半改と改造後の主砲性能を比較すると、命中率も含めた主砲期待値は半改のほうが約1.4倍も高くなる。炎上ダメージなら主砲補正が高い改造後が有利。
主砲性能と副砲を失って得た艦載機は、空母のようにリロードが溜まると航空攻撃を行える。ちゃんと発動時に弾消し機能もある。
ただし、扶桑改が飛ばせるのは3機だけ。しかも水上機は弱いし、航戦専用爆撃機は1種だけ。とにかく微妙な選択肢しかない。
この航空攻撃が必ずしも主砲性能の低下を補ってくれるとは限らない。なぜなら爆撃は単体命中精度が低く、航空攻撃は敵の対空で軽減されるからです。
敵を多く巻き込めると有利とか、主砲と航空で1人時間差攻撃ができるとか、良いところはあるけど、影響力は小さいです。
スキル
自身の火力が20%アップ。主砲ダメージに換算すると約1.17倍。
シンプルな効果ですが、戦艦に欲しい火力が上がるので、昔なら十分強い効果と言えました。
改造後は航空攻撃時に弾幕スキルを発動。ただし、1戦闘に1回しか発動できない。
威力175の100lb爆弾を15個投下する。航空修正80%でさらに弱くなる。
はっきり言ってクソ雑魚おちんちんです。このレベルで1回制限とかありえない。真っ先に修正されてもいいようなスキルなのにずっと放置されています。
七五三の魔除け
扶桑に専用装備をセットすると、火力35/命中11を獲得。
装備効果は饅頭オフィサーソードと同じなので省略。
スキル強化は放火制圧。火力だけでなく、航空も20%アップ。さらに主砲攻撃時または航空攻撃時に50%で特殊弾幕を発動する。
改造前と改造後で機能する効果を獲得しました。
弾幕発動率は改造前だと単純に50%。改造後なら主砲と航空で2回判定され、最低1回以上発動する確率は75%。
発動後のクールタイムは無いので、連続で発動することもある。
弾幕は自身正面に威力158×10発の投射弾を繰り出す。対甲倍率はALL100%らしい。敵を狙わないノーロック攻撃。フッドの特殊弾幕みたいなヤツ。
カタログスペックは優秀ですが、攻撃範囲する場所が固定されているので、敵の配置次第では当たらないこともある。
弾幕持ちのSR戦艦みたいに、雑魚戦で使う分には強いと思う。
攻撃性能
扶桑のDPS。
オフィサーソード装備時の扶桑半改。主砲のみですが、並みの戦艦よりも高い攻撃力を誇る。
専用装備の扶桑半改。発動50%で命中精度30%でも、1割くらい強くなっています。
オフィサーソード装備時の扶桑改。敵の対空は350としています。単体相手では半改に劣る性能。複数巻き込めても厳しそう。
専用装備の扶桑改。航空20%アップを得たのに、元々のDPSが低すぎて全然強さを実感できない。また、弾幕発動機会は多いものの、中装甲DPSは饅頭オフィサーソードを装備した扶桑(半改)より低い。弾幕の対甲倍率がALL100%なので、平均的に見ると強い部分はある。
どうやら扶桑は半改で運用したほうが強いようです。
総評
扶桑に専用装備が実装されました。
弾幕が追加されたことで手数が増え、航空戦艦で運用する価値が増したように思います。
扶桑の攻撃性能だけ見たら半改運用のほうが強いです。ただし、一般的な戦艦はライバルが多く、そこで活躍の機会を得るのは難しい。
それならハードモードの航空条件や制空値、弾消し効果など、特殊な需要がある航空戦艦のほうが使う可能性は高いと考えられる。
正直、今年に入って強い航空戦艦が2隻実装されているので、それを所持していたら使うことはないでしょう。
ヴィクトリアス
ヴィクトリアスはロイヤル所属のSSR空母。
耐久6000以上の重装甲タイプ。中装甲よりも投射砲撃に対する生存力に優れることが長所。
幸運の高さを除けば、ほかのステータスに尖ったものはない。
空母ワーストレベルの装填が気になる。普通の空母はだいたい120前後。
無難に試作型BF、天雷、彩雲の構成で、同じ艦載機スロットを持つ瑞鶴と比べてみましょう。
瑞鶴(装填121):23.37秒
ヴィクトリアス(装填105):24.26秒
ヴィクトリアスのほうが0.9秒遅いです。1回攻撃なら別に気になりませんが、2回3回と攻撃回数が増えると差が開いていきます。
ヴィクトリアスの装填は通常なら不利になる要素ですが、複数の空母を運用するとき、攻撃タイミングが被らないように時間差を作りやすい。
攻撃性能は一般空母レベルなので、装填の低さは逆に利用してやるつもりで使えると良いかもしれない。
艦載機スロットは戦闘機2、爆撃機3、攻撃機3。イラストリアスの姉妹艦とは思えない、やや攻撃的な構成。
スキル
自身の戦艦へのダメージが20%アップ。受ける投射ダメージを20%軽減。自身以外の味方空母・軽空母は戦艦へのダメージが10%アップ。
巡洋戦艦と航空戦艦は含まれない、完全戦艦特化です。
投射弾耐性があり、自前の重装甲と合わせてダメージを安く抑えられる。しかし、現在は隠蔽ゲージの存在があるので、未発見状態を維持できれば戦艦から狙われる機会は少ないです。
味方空母の攻撃補助を行えるが、対戦艦限定でダメージが10%上がっても嬉しくない。もっと使いやすい効果があるからです。
例えば、セントーと呼ばれる軽空母の場合、自身の航空攻撃時に主力の航空を15%上げてくれる。これはダメージに換算すると約1.1倍です。ほかにも翔鶴が攻撃時に全員の与ダメ10%アップ。攻撃目的だけで考えたら、セントーや翔鶴のほうが圧倒的に使いやすいです。
ヴィクトリアスは汎用スキル「強襲空母」を持っている。
攻撃時に25%の確率でダメージが2倍になる強力な博打スキル。オート戦闘では単純に攻撃期待値1.25倍。
持続時間があるので、航空攻撃を2回チャージして、1回目の攻撃で発動できれば、2回目の攻撃にも効果が適用される。手動限定ですが、このテクニックを使えると有利。
空も海も美しく
ヴィクトリアスに専用装備をセットすると、航空40/装填15を獲得。この装填上昇によって普通の空母並みに。
装備強化は饅頭セプターと同じ。この効果は先に攻撃できる空母と相性が良い。装填が上がったとはいえ、ヴィクトリアスとはやや相性が悪いか。
スキル強化は勝利の歌。基本効果はそのままで、旗艦も戦艦に与えるダメージが5%アップする。自身の航空リロード完了時、自身の航空10%アップ。航空アップは2回まで加算できる。
旗艦の艦種はなんでもOK。ヴィクトリアスでも対象になる。しかし、相変わらず対戦艦一点張りで融通が利かない。
1回目の航空攻撃から航空10%アップが適用される。1戦闘2回攻撃としたら、航空期待値は15%。ダメージ約1.1倍くらいの効果です。
攻撃性能
ヴィクトリアスのDPS。戦艦特攻は無し。
饅頭セプターのヴィクトリアス。強襲空母のおかげで普通の空母より期待値は高い。
味方の攻撃性能に依存しますが、戦艦相手に空母3隻編成なら、期待値エンプラ以上のRDPSを発揮できると考えられる。
専用装備のヴィクトリアス。航空と装填の上昇に航空バフを得たことで、以前の約1.18倍強くなっている。戦艦相手にヴィクトリアス旗艦なら、常に期待値エンプラ並みの攻撃力を発揮できるはず。
総評
ヴィクトリアスに専用装備が実装されました。
難点だった装填が増し、航空アップと合わせて前より通常時の攻撃性能が高くなりました。
地味ながら旗艦補助も追加されている。本体性能と攻撃補助を合わせれば対戦艦で使えなくもない性能。選択肢が少なければ採用の見込みはある。
URやDRといった強力な艦船がいる中で使われるかは難しい。強い艦船を補助で強くする方針は有りだけど、ヴィクトリアスの性能を期待値で見ると、虹艦船を並べたほうが良さそう。短期勝負なら強襲空母の上ブレを狙えるので、競技次第では一考の余地有り。
おわりに
今回は扶桑とヴィクトリアスの専用装備を解説しました。
扶桑はSR戦艦みたいに雑魚戦で使える性能。そのために専用装備を作るかは別問題。
ヴィクトリアスはあまりパッとしないけど、対戦艦に限れば選択肢の1つにはなるかもしれない。
前回のサウスダコタが悲惨過ぎただけに、今回のヴィクトリアスはちょっと怒るに怒れない感じです。でももう少し数値上げてもいいじゃんっていう憤りはある。
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