アズールレーンに登場する設備「輸送用高速ドローン[T0]」について、ステータスや総合評価をまとめています。
こちらは動画による解説もオススメです!
ステータス
設備「輸送用高速ドローン[T0]」のステータス(強化+10)。
強化+13で火力28/対空26
通称:ドローン
総合評価
設備「輸送用高速ドローン[T0]」の総合評価。
評価:★★★★★
基本性能
輸送用高速ドローンは水上艦に装備可能な設備です。潜水艦、潜水空母、風帆全般には装備できません。
装備すると火力25/対空20を獲得。強化+13では火力28/対空26となる。
火力と対空を上げてくれる設備は珍しいです。
火力上昇値はバトルトラクトマックス[T0](マックスさん)と同じ。あちらは回避が15増えるので、攻撃と生存を両方見るならマックスさんに分があると言えます。
対空上昇値は精鋭ダメコン饅頭(ユニオン)[T0]と同じ。あちらは耐久が500増えるので、生存重視ならダメコン饅頭のほうが良いでしょう。
あとはドローンのスキル次第。
スキル
装備スキルによって、戦闘開始15秒後にドローンを発艦させる。
ドローンには主に3つの効果が備わっています。
①敵潜水艦を10秒間探知済みにする。
②ドローンは対空を行える。
③ドローンは砲撃を行える。
ソナー
発艦時にソナー効果が発動します。
通常は爆雷の射程より遠くの敵を探知しても攻撃を行えないので意味が無い。対潜機を装備した軽空母が一緒にいると役に立つ効果です。
砲撃
発艦したドローンは10秒間、移動・停滞・砲撃・対空を行う。本命の効果はこちら。
ドローンの移動中は砲撃できず、停滞すると砲撃を行えるようです。移動距離と停滞時間は毎回異なるようで、これによって砲撃回数が増減することがある。
ちなみにドローンは航空機扱いなので防空艦の対空射撃で落とされます。もしかしたらドローンが囮になって、味方航空機に余裕が生まれるかもしれない。
砲撃は近距離優先ターゲットで威力20の通常弾を2発×2連射する。火力を参照する攻撃。対甲倍率は軽装甲100%/中装甲80%/重装甲60%。弾速は一般的な通常弾の半分程度とかなり遅い模様。空中から攻撃しているように見えますが、砲撃シールドに防がれる。
照準範囲は85と広く、弾薬射程も100あるらしい。敵艦との距離によりますが、主力の位置から発艦すると攻撃できない時間が増えるかも。
基本攻速1.66秒、連射による発射硬直は0.2秒だとか。装備者の装填次第ですが、10秒間で3~6回攻撃可能です。
前衛の装填なら基本は4回攻撃が見込める。
私が試した限り、装填220以上で5回攻撃の可能性が出てくる。駆逐艦なら楽に満たせる数値。軽巡も饅頭ソードと艦船技術でだいたいいける。足りなければユニコーンなどの装填バフで補うのも良いでしょう。
装填440あたりから6回攻撃可能の可能性が出てくる。ここまでやるには設備に自動装填機構、装填技術、味方の装填バフが重要になるので現実的ではありません。
装填を上げたからといって、必ずしも5回以上の攻撃が安定するとは限らないので注意したい。
対空
ドローンの対空射程内に敵航空機を捉えると迎撃を行ってくれる。
対空性能は威力26×2発、装備者の対空を参照する模様。
対空射程はちょっとわかりませんが、基本的にドローンの正面から向かってくる敵には多段ヒットが期待できる。やや軸がズレるとヒット数が減る。ドローンの上下と後ろはほぼ射程外っぽい。
たまたま軸が合ってたら対空攻撃をしてくれるだけで、敵航空機に向かって移動するわけでは無い。ようするにあまり頼れる性能ではありません。
一応、ドローンが発艦するタイミングは空襲が来るタイミングと被っているので、その部分に関しては少し評価したい。
ただし、13章ではドローンの発艦後に防空艦が出現し、発艦から5秒程度で撃墜されてしまう。
対空性能
ドローンの対空上昇値は20。軽巡ベルファストを基準にした場合、対空砲ダメージが26増える程度。ダメージ倍率に換算すると約4%前後です。
仮に対空最強クラスの艦船に装備しても、対空砲ダメージの上昇は50前後といったところ。
13章以降の航空機は耐久がアホほど高いので、対空が20増えた程度ではあまり役に立ちません。
ドローンによる対空迎撃も一時的なもので、迎撃するかどうかも運に左右される。
対空性能はどちらも信用できない。活躍したらラッキー程度、基本的におまけという見方になります。
ガチで対空を求めるなら高性能対空レーダーを装備したほうが堅実的。
攻撃性能
ドローンの火力上昇値は25なので、これによる攻撃性能の向上はマックスさんと同じです。
しかし、ドローンの攻撃を含めると確実にマックスさん以上の攻撃性能を得られる。
こちらはドローンの攻撃ダメージとDPSをまとめたもの。駆逐は花月、軽巡はリアンダー、重巡はポートランドをモデルに、ドローン5回攻撃としています。
軽装甲に対して、駆逐艦なら5回攻撃で1000ダメージ、重巡並みの火力になると2000ダメージ与えられる。
戦闘時間60秒で命中率を含めたDPSは駆逐艦が平均10程度、重巡は平均18程度。
ドローンは1回しか発艦せず、15秒~25秒まで攻撃を行うので、理想の戦闘時間は30秒程度。これならDPSは表の2倍くらいが見込める。逆に長期戦になるとドローンの影響力は小さくなります。
攻撃比較
前衛に装備した場合、どのくらいの攻撃性能を得られるか比べてみましょう。
ドローンのDPSは60秒、砲撃の命中精度は100%としています。
駆逐艦
こちらは駆逐艦「花月」をモデルにDPSをまとめたもの。
ドローンの火力上昇値はマックスさんと同じですが、ドローンの砲撃を含めると平均DPSが11高くなる。これによって、駆逐艦の攻撃設備としてはドローンが一番ということになる。30秒程度で終わる戦闘ではさらに有利。
一応、ドローンの砲撃は砲撃シールドに防がれるし、遠目から発射すると外れることもある。攻撃効率を下方修正すると泡雲の弾丸と同じか少し高い程度になるだろう。
また、駆逐艦は魚雷と対潜も扱えるので、状況次第では他の選択肢も候補に挙がる。
例えば、重装甲を仮想敵とするなら酸素魚雷のほうが強いし、対潜爆雷の命中率を重視するなら泡雲の弾丸か忍術の巻物を選ぶことも考えられる。
さらに対空まで見るなら自動装填機構で装填を上げるという選択肢もあります。装填で魚雷リロードを短縮し、味方の魚雷と被らないようにすれば、DPS以上の効率を発揮することもある。自動装填機構の代わりに、耐久を大きく向上するゴルドバーンを装備しても良い。
実際の戦闘では安全マージンが欲しいので、攻撃と生存を両立できるマックスさんや情報レポート・北極要塞を装備することのほうが多いかもしれない。
軽巡
こちらは軽巡「リアンダー」をモデルにDPSをまとめたもの。
軽巡はFuMoを装備可能です。
軽装甲DPSはドローンが一番。平均DPSはドローンとFuMoが一番。あまり差が無いのでどちらを選んでもいいけど、対潜を意識するならFuMo有利と言えます。
魚雷型軽巡は酸素魚雷で重装甲DPSを取る、自動装填機構で魚雷リロードを短縮するといった選択肢も考えられる。
生存力を上げたいときは謎のポスターやマックスさんで回避を上げよう。
ちなみに謎のポスターはSGレーダーでも概ね代用可能です。北方連合艦船だけ、ポスターを選びたい。
重巡
こちらは重巡「ポートランド」をモデルにDPSをまとめたもの。
魚雷型重巡は一部を除き使う価値が無いので、副砲型重巡をモデルに選んでいます。
副砲型重巡の場合、ドローンによる攻撃性能向上は小さく、装備する価値はほとんどありません。
重巡は命中を上げる価値が大きいからです。先程の軽巡リアンダーだと、FuMo装備による命中率の上昇は3.5%程度ですが、ポートランドはおよそ5%も上がっています。
副砲型重巡の攻撃性能を上げるならFuMoと火器管制レーダーでOK。安価な火器管制レーダーでも十分強いのはありがたい。
また、重巡は回避を上げることで生存力が大きく向上するので、回避が上がる謎のポスターや条約文書は装備する価値がある。圏外となっていますが、余燼戦ではバトルトラクトマックスで攻撃と生存を両立することがあります。
まとめ
ドローンは駆逐艦に装備可能な設備の中で、一番攻撃性能が上がる可能性があります。
軽巡に装備する場合でも、FuMo並みの攻撃性能を得られる。
重巡に装備する価値は低いが、短時間戦闘ならワンチャンある。
ドローンは対空性能もあるので、攻撃と対空を両立したい時に有効な装備と言えます。
金パーツ投資
ドローンに金パーツを投資する価値は微妙。活躍する状況が限定される装備に金パーツを投資するのは避けたい。
ちなみにドローンを強化+13にしても、ステータス上昇値が上がるだけで、ドローンの威力や補正は強化されないようです。
★強化10と強化13の変化
ドローン:火力25→28/対空20→26
FuMo:火力26→32/命中29→35
泡雲の弾丸:火力17→20/命中25→29
ドローン強化によるステータス上昇値も気になります。ドローンは火力3と対空6ですが、FuMoなら火力6と命中6、泡雲の弾丸でも火力3と命中4。
これによる攻撃性能を比較してみました。平均DPS上位3つの装備をまとめています。
駆逐艦の場合、先程はドローンの効率が一番でしたが、泡雲の弾丸が差を縮めて平均DPSは同じくらいに。対重装甲や対潜の命中率を重視するなら泡雲の弾丸に分がある。少しでも対空を意識するならドローンを選ぶといった感じ。
軽巡は金パーツの投資でFuMoが一歩上回る。重巡は依然として火力と命中が上がる設備が強く、FuMoが大きくリードする形になります。FuMo+10でも泡雲の弾丸より強いです。
総評
ドローンは火力と対空が上がる珍しい設備です。
スキルの効果によって、開始15秒後に敵潜水艦を探知済みにし、ドローンによる砲撃と対空を行う。
対空に関しては信用できないので、もっぱら駆逐艦の攻撃性能を上げる使い方になると思います。短時間戦闘なら軽巡に装備するのも良いでしょう。
ただ、高難度海域の攻略で刺さる装備とは言えません。
特に駆逐艦は生存力不足を補うために耐久設備を重視する傾向にあります。攻撃設備は余程のことがなければ後回しになるでしょう。
それに14章と15章では対潜設備を積む必要があるので、駆逐・軽巡は設備枠に余裕がありません。
結局、攻撃と対空を両立したいかどうかが採用基準になるのと、相性が良いと思われる駆逐・軽巡の設備枠に余裕が無いと使えないことが問題。
ちなみにファーゴに装備しても特別な恩恵は無い模様、残念。
相性の良い艦船
設備「輸送用高速ドローン[T0]」と相性の良い艦船。
砲撃型
無難な使い方ですが、駆逐艦で砲撃に優れるモガドールや夕立改に装備して使うと良いでしょう。
生存
生存力に余裕のあるラフィーIIやフィリックス・シュルツに装備することも考えられる。
戦艦
ドローンの砲撃は火力を参照するので、火力が高い戦艦に装備すると結構ダメージを稼げる。
ドローン砲撃で手数が増えればクリアタイムを短縮できるかもしれない。難易度の低いステージなら主砲ダメージの低下はあまり気にならないだろう。
副砲型空母
ドローンはバトルトラクトマックスと同様、空母に装備可能な火力設備です。ベアルン(META)などの副砲型空母に装備し、副砲ダメージを上げることも考えられる。
軽空母
ほとんどネタみたいなものですが、軽空母に対潜機とドローンを装備すれば、10秒間だけ自前で対潜機を飛ばせる。
対空砲無し
対空砲を装備できない艦船にドローンを装備すると少しだけ対空に貢献できる。
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