アズールレーンに登場する設備「海軍条約文書[T0]」について、ステータスや総合評価をまとめています。
ステータス
設備「海軍条約文書[T0]」のステータス(強化+10)。
総合評価
設備「海軍条約文書[T0]」の総合評価。
評価:★★★★★
基本性能
「海軍条約文書」は誰にでも装備可能な設備です。
装備すると命中30/回避20を獲得。
ステータス上昇値は少し回避に寄せた「SGレーダー」といった感じ。攻撃と生存を両立した設備です。
空母・軽空母の命中設備として使うことも考えられ、その場合は「ランダムワード生成器(回避+15/命中+25)」などのイベント装備よりも優れた効果を発揮します。
ちなみに「海軍条約文書」と「フロンティアメダル」は同時に装備できません。
スキル
スキル「海軍条約文書」は演習限定で旗艦装備時に発動。開幕でスキル発動表示があるので相手が装備しているかどうかわかります。
効果は「お互いの全ての艦船が敵に与えるダメージが15%ダウン」
この効果は攻撃側と防衛側の両方に影響し、お互いに「海軍条約文書」装備時は重複しない。
演習
元々演習では主力艦の与えるダメージにマイナス補正が働いているので、「海軍条約文書」や「フロンティアメダル」の効果が加わると以下のようになります。
艦種 | 通常 | メダル | 海軍 | メダル+海軍 |
---|---|---|---|---|
巡戦 | -20% | -30% | -35% | -45% |
戦艦 | -20% | -30% | -35% | -45% |
軽母 | -10% | – | -25% | -15% |
空母 | -20% | -10% | -35% | -25% |
砲艦 | -20% | -20% | -35% | -35% |
航戦 | -20% | -20% | -35% | -35% |
軽巡 | 15% | 15% | – | – |
その他 | – | – | -15% | -15% |
さらに演習攻撃側は「受けるダメージ20%軽減」が働きます。「海軍条約文書」と「フロンティアメダル」が発動している場合、攻撃側が敵戦艦から受けるダメージは44%になります。
これらの補正は各種攻撃に影響しますが、炎上や接触ダメージには影響しない。
この違いから戦艦は榴弾ダメージより追加効果の炎上ダメージのほうが高くなる。炎上ダメージは回避不可能なので、回避に優れる前衛に付与できると美味しい。
「海軍条約文書」発動時の影響を考えてみました。
遅延
お互いに与えるダメージが低下するため、単純に考えて演習時間は長引くだろう。
ダメージ15%ダウンを戦闘時間に換算すると、通常40秒で終わる戦闘が46秒まで続く。
また、演習は主力の攻撃が決定打になります。通常は主力2順攻撃で決着のところ、3順攻撃まで長引くと約60秒くらいの戦闘になる。
エルドリッジ改のように時間を掛けるほど、強力な効果を回せる艦船もいるので、防衛側が狙って使ってくるようだと厄介です。
調整崩し
ダメージが低下することで、狙っていたコンボが成立しなくなる。
例えば、ウォースパイト改の「特殊弾幕→主砲砲座1→特殊弾幕」で特定の敵主力艦を倒す戦法はやりにくくなるでしょう。
攻撃側で「フロンティアメダル」使用時、防衛側に「海軍条約文書」を使われる場合も困ります。ダメージアップを前提に考えていた調整が全部崩れてしまうからです。
上振れ対策
演習では攻撃側に有利な補正が働くため、基本的に攻撃側が有利と言われています。
しかし、短期勝負の中では、クリティカルや命中率などの上振れで防衛側が勝つことも有り得る。
これの対策として「海軍条約文書」が使われます。
防衛側が多少上振れしても、攻撃側の艦船が倒れず、攻撃を完遂できるなら問題無い。
殴り合えば攻撃側が有利なので、上振れで負けることは減るだろう。
攻撃回数増加
開幕重視の編成を相手にした場合、主力が1回も攻撃できずに落とされることがあります。
演習において主力の攻撃回数を確保することは最優先項目です。様々な編成を相手にする演習で攻撃回数を確保するには「海軍条約文書」を使うのが手っ取り早い。
これは相手の攻撃回数にも影響を与えますが、攻撃側であれば演習補正の差で簡単に負けることはありません。それに相手の上振れを咎める、調整を崩すメリットのほうが大きいと考えます。
当然ですが、「海軍条約文書」を使う側はそれ前提の編成を組める。この差で「海軍条約文書」を使わない相手には有利、使う相手にも五分で渡り合える。
主力がミリ残りで立っているだけでも有利。相手の攻撃が分散し、味方の被害が減ることで、結果的に攻撃回数が増えるかもしれない。
総評
「海軍条約文書」は誰にでも装備可能な設備です。
装備すると命中30/回避20を獲得。攻撃と生存を両立したい時に装備されます。
スキルは演習限定で旗艦装備時に発動。お互いの与ダメが15%ダウンし、演習長期化や攻撃回数増加といった影響があります。
攻撃側の視点では、防衛側の上振れに負けにくく、有利補正の差で勝率アップが期待できる。
防衛側の視点では、攻撃側の調整を崩す、対戦相手の時間を奪うなど、勝てなくても時間を潰せる。
設備としての「海軍条約文書」も演習で刺さる。特に理由が無い限り「海軍条約文書」を前提に編成を組むと良いでしょう。
相性の良い艦船
設備「海軍条約文書[T0]」と相性の良い艦船。
武蔵
武蔵は受けるダメージ30%軽減を持つ。
そこに「海軍条約文書」と攻撃側の有利補正を合わせると、敵戦艦から受けるダメージは36.4%になります。
さらに強化油圧舵を装備し、回避を上げることで回避率は約30%が見込める。これも含めると敵戦艦から受けるダメージ期待値は25.48%。
武蔵+空母2隻で組めば、空母は未発見状態で自動攻撃のターゲットになりません。つまり武蔵が敵戦艦の攻撃を安く受け止め、空母2隻は安全に攻撃を行える訳です。武蔵自身も1回は攻撃できるはず。
武蔵で2回目の攻撃を狙う場合、武蔵+戦艦+空母といった組み合わせで、武蔵と戦艦でダメージを分散すると良い。
信濃
演習で使われやすい空母として信濃が挙げられる。
空母は未発見状態だと自動攻撃のターゲットにならない。さらに信濃自身、高耐久重装甲で受ける砲撃・航空ダメージ20%軽減を持ち、自力で攻撃回数を確保しやすい。
そこに「海軍条約文書」が加われば2回目の攻撃も視野に入る。
また、相手次第では信濃を旗艦から外し、演習効果を使わないプレイも可能です。
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