アズールレーンに登場する設備「残された時の残響[T0]」について、ステータスや総合評価をまとめています。
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ステータス
設備「残された時の残響[T0]」のステータス(強化+10)。
強化+11で航空75
総合評価
設備「残された時の残響[T0]」の総合評価。
評価:★★
基本性能
「残された時の残響」は「彼岸のレドレント」で入手できるイベント限定装備です。
装備可能な艦種は空母のみ。
セットすると航空70を獲得。SR装備なので+11まで強化でき、その場合は航空75を得られる。
航空上昇値はハイオクや空母燃料タンクと同じであり、そちらのほうが耐久上昇のおまけもあって、軽空母や航空戦艦にも装備可能なので使いやすい。
スキル
「残された時の残響」は「赤城」装備時のみ、自身の与えるダメージが12%アップ。自身の初回攻撃時、自身の発見ゲージが50アップ。開始45秒後に一度だけ自身の耐久を300減らし、発見ゲージを0にする。
一時的なデメリットと引き換えに、常時与えるダメージアップを得られる攻撃的な効果です。
特殊効果を発動できるのは本家赤城だけ。赤城(μ兵装)や赤城ちゃんに装備しても与ダメは増えないし、発見ゲージ関連効果も発動しません。
赤城
赤城は重桜所属のSSR空母。3-4のボスドロップで入手可能な初心者向けの艦船です。
初回航空リロードを50%短縮する効果が強力。さらに加賀と一緒の編成で自身の航空35%アップ。
速く攻撃して速く倒すことで序盤の攻略をスムーズに進められる。長門や風雲といったサポートにも恵まれています。
ダメージ比較
残響のダメージアップ効果を空母の最強攻撃設備である油圧カタパルトと比べてみましょう。
油圧2個と油圧残響の組み合わせで比較すると、油圧残響のほうが約8%高いダメージが出ます。
金パーツを投資した場合でも、残響が絡む組み合わせのほうが約6.8%高いダメージが出ます。
また、与ダメアップ効果は弾薬補正と加算されるため、弾薬切れ状態では通常よりも高い効果を得られます。この組み合わせでは約20%のダメージ差が生まれる模様。
与ダメアップは機銃ダメージにも影響するため、航空ステージで弾薬切れ状態でも普通の空母より粘れるはず。
赤城限定ですが、基本的に残響は油圧カタパルトよりも強力な設備と言えるでしょう。
ただし、残響のデメリットで発見状態になりやすいので、毎回安定したダメージを与えられるとは限りません。
3回未発見と2回未発見+1回発見でダメージを比べてみました。
どちらも3回未発見で攻撃できるなら油圧残響のほうが強いです。
しかし、残響のデメリットが原因で1回発見状態になる場合、3回未発見の油圧二刀流のほうが少し有利になります。
この差ならどっちを選んでもいいと思いますが、それなら航空値が高い油圧二刀流のほうが航空バフの恩恵が少し大きくなるし、制空権確保もしやすいだろう。
一方でデメリットの有無に関わらず、どちらも発見状態にされてしまう状況なら、確実に未発見状態に戻れる残響が有利。
発見ゲージ
今回実装された「残された時の残響」は発見ゲージが50増える効果と発見ゲージを0にする効果を持っています。
空母は未発見状態を維持することで、自身の攻撃に防空10%貫通が付与されます。
例えば、対空350の敵に攻撃する場合、航空ダメージは発見状態で30%、未発見状態で40%となり、1.33倍も差が生まれます。
ちなみに未発見状態で攻撃した場合、当たる前に発見されても貫通効果が残ります。
強力な効果なので、なるべく未発見状態を維持するプレイを心掛けたい。
発見ゲージ増加
レベル125ケッコン200の赤城は回避57なので、発見ゲージの容量は107、未発見戻り値は47。
仮に赤城の航空リロードを20秒とした場合、1回目は10秒、2回目は30秒、3回目は50秒に攻撃する。
発見ゲージが50増える効果は初回攻撃時のみ有効。当然、航空攻撃によるゲージ増加もあるので初回は合わせて74増えます。
通常海域なら10秒で発見状態になることは無いので、1回目は未発見で攻撃可能。
ゲージが一気に増加した後、2回目の攻撃はどうなるかわからない。
特に何も無ければ2回目の攻撃までに発見ゲージは64回復する見込み。
逆に複数の航空機や自爆ボートからダメージを受けると発見される可能性が高い。
3回目の攻撃は直前に発見ゲージが0になるので未発見で攻撃可能でしょう。
この例では赤城の航空リロードを20秒としていますが、組み合わせ次第ではうっかり17秒台に突入することもあります。
★航空リロード18秒の場合
1回目:9秒(50%短縮)
2回目:27秒
3回目:45秒
計算上、航空リロード18秒までなら3回目の直前に発見ゲージを0にできますが、17秒台だと3回目のあとに発見ゲージを0にする効果が発動。後者は発見状態で攻撃する可能性があります。
レベル125ケッコン200の赤城に技術とオフニャで装填を盛ると218です。攻撃的な艦載機を選んでも、ここに長門とビーコンが加わると17秒台になる。別艦隊にインディペンデンスとかいるとさらに装填アップ。
★赤城(レベル125ケッコン200)
装填138
技術40
オフニャ40
長門×20%
ビーコン4%短縮
「残された時の残響」を装備して、未発見状態で3回目の攻撃を狙うなら、リロードタイムに気を付けましょう。
未発見状態にする
発見ゲージを0にする効果は戦闘開始から45秒後に発動します。
ホーネットIIの効果と同じものと考えられるため、炎上中のペナルティは解除できないはず。炎上中は発見ゲージが36以下になりません。
序盤は自然回復のほうが勝るため、何も無い状態で進むとゲージを0にする効果は上手く使えない。
理想的な展開があるとすれば、2回目の攻撃で発見状態になって、3回目の前に未発見状態に戻す流れでしょうか。ただ、敵と味方の力関係や運にもよるので、上手く機能したらラッキーって感じです。
演習で上手く使えたら戦艦編成を完封することもできそうですが、赤城自身の生存力が低すぎるため、45秒も耐えるのはまず無理。
手動操作なら航空攻撃をストックしておき、連続攻撃から発見ゲージを0にする使い方ができる。やる価値があるかは不明。
自傷ダメージ
発見ゲージを0にする効果と同時に赤城は300ダメージ受けます。
1戦闘300なら安いものですが、連戦になると重くのしかかることもある。
特にレベルの低い赤城を使う場合や主力の回復手段が少ないうちは気を付けたいです。
あとは自傷ダメージが発生する前に戦闘を終わらせるのも良いでしょう。
ちなみにこの自傷ダメージは一部の被弾トリガースキルを誘発できます。
正直微妙なものしかないけど、主力がダメージを受けた時に発動する駿河のスキル、味方がダメージを受けた時に発動するマエストラーレのスキルなどが挙げられる。
総評
「残された時の残響」は赤城を強化する効果を持った設備です。
設備としての性能はハイオクや空母燃料タンクに劣り、軽空母や航空戦艦に装備できないので汎用性も低い。
赤城に装備する場合に限り、常時与えるダメージ12%アップを獲得。これによって攻撃力は油圧カタパルト二刀流より、油圧残響のほうが8%ほど高くなります。
デメリットで初回攻撃時に発見ゲージが大きく増加。一時的に発見されるリスクは高まるものの、敵艦載機や自爆ボートのケアができれば問題無い。
未発見状態に戻れる効果は上手く使えると気持ちいいけど、そのような状況は裏を返せば敵側に押されている訳で、あまり好ましい状況とは言えません。
この設備の登場で赤城の評価が大きく変わることはないでしょう。やはり加賀がいないと本気を出せないことがネック。単独でも一航戦を発動できればインペロの代わりになるのですが。
あまり強い装備とは言えませんが、今後のイベントでなにかあるかもしれない。しばらくは残しておきましょう。
相性の良い艦船
設備「残された時の残響[T0]」と相性の良い艦船。
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