アズールレーン2023年9月7日のアップデートで実装された特殊専用装備を簡単に解説!
こちらは動画による解説もあります。
サウスダコタ
サウスダコタはユニオン所属のSSR戦艦。
ユニオン戦艦の特徴として、副砲には駆逐主砲のみ搭載可能。
戦艦トップクラスの対空値を持つことが長所。
ほかのステータスは一般的な戦艦といった感じ。強いて挙げるなら幸運が高いことがポイント。
最強の盾
開始15秒と、そのあと25秒毎に発動。自身以外の主力艦が受けるダメージを50%肩代わりする。効果終了後、自身が肩代わりで受けたダメージの50%分を回復し、火力が10%アップ。火力上昇効果は3回まで加算可能。
例えば、100ダメージの攻撃を主力Aが受けた場合、主力Aは50ダメージ、サウスダコタは50ダメージ食らう。肩代わり効果が終了後、サウスダコタは25回復し、火力10%アップする。
回復は受けたダメージの合計値を参照する。時間差なので、回復前に戦闘終了すると回復は無し。
発動中に何回肩代わりダメージを受けても、効果終了後に上がるのは火力10%。つまり最大30%の火力バフを得るのに、最低でも75秒掛かる訳です。
サウスダコタが20秒サイクルで主砲攻撃を行う場合、主砲攻撃後に火力が上がる。なんとも言えない間の悪さ。
そもそも発動中に主力艦がダメージを受けないこともあるので、火力アップを得られる保証も無い。
面白い使い方ができそうなスキルなのですが、このような受け身な効果はアズレンでは需要が薄い。
集中攻撃
自身の主砲攻撃時に30%で発動し、主砲攻撃の与えるダメージが100%アップ。
発動すれば主砲ダメージが2倍になるという強烈な効果。
発動率を考慮するとダメージ期待値は1.3倍です。
最近の弾幕スキルと比べたら、発動率が悪すぎて敬遠されることでしょう。
昔はロマンのあるスキルと言われていましたが、今はUR戦艦の主砲攻撃と連動弾幕で、一般戦艦の2~3倍以上のダメージを毎回安定して稼いでくれます。もはや集中攻撃にはなんの魅力も感じません。
最硬最強の盾
サウスダコタに専用装備をセットすると、火力35/命中18を獲得。
装備効果は饅頭ランスと同じ。耐久50%未満になると1度だけ発動し、自身の火力が20秒間20上昇する。サウスダコタはダメージを受けやすいので発動条件を満たしやすいほうですが、火力上昇は固定値なのであまり強くないです。
スキル強化は最強の盾。
発動周期が開始10秒後と、そのあと20秒毎に変更されました。肩代わりで受けるダメージを10%軽減。ステータスバフが火力と命中に変更。
なんと言えばいいのでしょう。
特殊装備の有無で、肩代わり発動周期をコントロールできるようになりました。これで様々なステージに対応できますね。
バフは最速60秒で最大。20秒サイクルの主砲攻撃にギリギリバフが間に合うかも。命中も上がって嬉しいです。
そんなわけあるか。
なんなの、このクソスキル。
いらないよ、発動周期。シャンパーニュみたいな永続肩代わりでいいじゃない。耐久が一定値以下で発動しなくなるようにしてさ。
バフ効果も最大加算に時間掛かりすぎ。最初からバフ30%でも誰も文句言わないと思う。むしろ全然足りないって、ロイヤルおじさんが怒るレベル。
SSRでこのレベルのクソスキルになるとは思いもしませんでした。
総評
サウスダコタは「最硬最強の盾」という、名前だけご立派な専用装備を貰いました。大事に飾っておきましょう。
U-47
U-47は鉄血所属のSSR潜水艦
潜水艦らしい高い雷装と命中が長所。
装填が高めに設定されていますが、潜航力はそれほど高くありません。魚雷選びが重要になる艦船です。
スカパ・フロー急襲
自身の魚雷が命中した敵に5秒間、自身の魚雷によって受けるダメージが40%アップするデバフを付与。
U-47の魚雷が当たり続ける限りデバフ時間が更新され、ダメージアップ状態が長引きます。
魚雷の判定は装備魚雷でも特殊弾幕魚雷でもOK。
基本は特殊弾幕でデバフを付与し、続く装備魚雷がダメージアップする流れ。
途中で魚雷リロードを挟む、敵が倒れることでデバフが解除されます。
単体ボスや停止ボスには非常に強力な効果。自身が繰り出すほぼ全ての魚雷がダメージ40%アップ状態となる。
このスキルのおかげで、U-47は潜水艦の中でもトップクラスの攻撃性能を誇る。
孤影の狼
潜水艦隊がU-47のみの場合、自身の戦艦へのダメージが20%アップし、支援範囲+1、弾薬量+2を得る。
戦艦特攻はご丁寧に巡戦・航戦は対象外と記載されています。
支援範囲+1を得ることで、オフニャの「しゅている」と「うすゆきそう」を配置すれば、電池を使わずに支援範囲を最大にできる。
弾薬量+2のおかげで、単独出撃でも最大4回行動可能。
単独出撃させる利点はいくつかあります。
例えば、無凸のU-47を採用し、潜水支援でオフニャ2匹を育成。潜水支援の燃料消費を抑えながら、オフニャの育成数を増やせるのがポイント。あとは単純にU-47だけで足りるから単体で出すといった使い方も当然有り。
特殊弾幕U-47II
戦闘開始時に特殊弾幕を展開する。
威力60の自機魚雷を9発飛ばす。
魚雷は敵に近付くと誘導効果を発揮するので当てやすい。弾速の遅さあって事故当たりにも期待できる。
テレカクシ
U-47に専用装備をセットすると、雷装35/回避15を獲得。
装備効果は饅頭ダガーと同じ、自身の魚雷兵装のクリティカル率が10%アップ。
スキル強化はスカパ・フロー急襲。
基本効果はそのまま、浮上時に特殊弾幕を展開し、自身が受けるダメージ15%軽減を得る。
特殊弾幕は威力60の磁気魚雷を9発飛ばす。
専用装備による回避上昇と軽減で生存力アップ。
★生存力
饅頭ダガー:1780
専用装備:2060
U-47の生存力は饅頭ダガー装備時より約1.15倍上がっています。
ただ、シュルクーフのように浮上戦闘時間が長い訳でも無いので、生存力が上がってもあまりパッとしません。
総評
U-47に専用装備が実装されました。
雷装上昇に浮上時弾幕を手に入れたことで、饅頭ダガー装備時と比べ、攻撃性能は約1.1倍くらい上がっていると考えられます。
元々強い潜水艦なので、これでも十分強くなったと言えるでしょう。
気休めくらいですが、生存力も上がり、ほかの鉄血潜水艦より場持ちが良い。
再び3U編成に入れることも考えられます。
最上
最上改は重桜所属のSR軽巡
改造によって艦種が変わり、重巡になります。
改造で軽巡主砲は装備不可能になり、対潜能力を失う。
その代わり重巡主砲を装備できるようになり、主砲砲座+1を獲得。魚雷装填数が-1されますが、開幕魚雷は残っている。
改造が実装された頃は、攻撃寄りのポートランドみたいな感じで結構使われていたと思います。
火力全開
おなじみの火力アップスキル。
10秒発動だと、重巡主砲で2回攻撃するくらいが精一杯。
徹甲弾防御
自身が受ける徹甲弾属性のダメージを20%軽減。
このスキルを使うにあたり、徹甲弾属性の攻撃を見極める必要があります。通常は水色の砲弾が徹甲弾です。あとは貫通する効果を持っていれば、徹甲弾である可能性は高いです。セイレーンが放つ紫色の砲弾も徹甲弾らしい。
制圧射撃
改造で習得するスキル。
魚雷が5回命中するたびに、自身の火力8%アップ。最大3回で24%。
最速でバフを加算させるには、五連装魚雷を3回フルヒットさせる必要がある。開幕魚雷があるので、最速加算はだいたい50秒頃。遅い。
全弾発射-最上型改
改造で全弾発射スキルも変化する。
最上改は主砲砲座2の艦船なので、この全弾発射は主砲リロード4回のサイクルで発動。
砲弾が大粒榴弾になって、威力と対甲倍率が上がる。
心配性の妹から
最上に専用装備をセットすると、火力32/回避15を獲得。回避が低い重巡に回避上昇はありがたい。
装備効果は拡散型の斬撃。おなじみの効果なので説明は省略。
スキル強化は徹甲弾防御。基本効果はそのまま。
開始10秒と、そのあと20秒毎に発動。自身に10秒間、耐久3%分の吸収シールドを展開する。シールドが消滅したとき、特殊弾幕を展開。
レベル125愛の最上改は耐久4724。これの3%だと、吸収シールドの耐久は1回141です。1戦闘2回発動で耐久5000相当の重巡になれる。長期戦ではポートランドを上回る生存力が期待できます。
特殊弾幕のほうは威力26×18発の榴弾をランダムな敵に向けて発射するようです。敵に収束するように飛んでいくのでフルヒットが期待できます。当たると確率で炎上を付与。フルヒットならほぼ炎上することでしょう。
総評
最上に専用装備が実装されました。
回避上昇と吸収シールドのおかげで、1戦闘の生存力は10598。ポートランドには届きませんが、連戦でならポートランドを上回る働きをしてくれるでしょう。
饅頭バスターソードと比較して、軽装甲DPSが1.2倍くらい上がりました。敵を狙ってくれる特殊弾幕のおかげです。
結構まともな調整を貰ったと思いますが、最上の強さは改造した上で専用装備を作って、ようやくポートランドよりマシに思えるレベル。つまりコスパが悪すぎる訳ですね。
このレベルのキャラは常設にもいるし、今後も実装されるでしょう。現時点で最上に投資するのは考えもの。
Z2
Z2は鉄血所属のSR駆逐。
比較的魚雷性能が高めの駆逐艦です。
主砲性能はまぁまぁ。対空が苦手。
徹甲弾専門
自身の徹甲弾属性による攻撃のダメージが25%アップ。
このスキルがあるので、主砲には徹甲弾を装備したいです。
Z2の全弾発射は徹甲弾なので、スキルでダメージアップ。
士気上昇
自身の主砲が10回攻撃するたびに、自身の装填が5%、全弾発射スキルによるダメージが40%アップ。最大4回加算可能。
徹甲弾主砲の128改だと、10回攻撃に約16秒掛かります。開幕主砲がリロードされているのと、装填アップで少しずつ速くなる部分もあり、最大強化にはだいたい60秒掛かります。これで装填+20%、全弾発射ダメージ+160%。
全弾発射-1934型II
主砲で10回攻撃すると発動する全弾発射。
威力10×16発の徹甲弾。
初回発動から士気上昇の効果も適用される。
徹甲弾専門と士気上昇最大で威力は32.5相当。
発射数が少ない上に回転率も良くないので、正直微妙です。
レーベくん
「ゆっくりレーベくん」などと呼ばれている専用装備。
セットすると火力35/命中18を獲得。
装備効果はおなじみ拡散型の斬撃。説明は省略します。
スキル強化は士気上昇。内容が大きく変更され、主砲で5回攻撃するたびに、自身の装填10%アップ、与えるダメージ8%アップ。最大3回加算可能。
このスキル、ゲーム内では全弾発射によるダメージが8%アップと記載されています。しかし、大陸版では与ダメ8%アップとなっています。
実際にバフ無しの魚雷とバフ最大の魚雷ダメージを比べたところ、バフ最大では与ダメ24%アップとなっていました。つまり大陸版の効果が正しい訳ですね。
全弾発射に関する効果は削除されました。
主砲で15回攻撃すればフルバフ。だいたい24秒くらいです。
時間を掛けて全弾発射を強化するより、手早く装填と与ダメを増やすほうが強いです。
饅頭ソードを装備した状態でフルバフのZ2は、軽装甲DPSが290。
専用装備を装備した状態でフルバフのZ2は、軽装甲DPSが366。
総評
専用装備の実装で攻撃性能が強化されました。
素早くフルパワー状態になれるのは面白いけれど、結局上位の駆逐艦に勝てないどころか、駆逐艦下位から脱出することすらできていません。
せっかく鉄血陣営が強くなっているのだから、もう少しなにかあっても良かったと思います。
サフォーク
サフォークはロイヤル所属のR重巡
改造後はSR
耐久が低い軽装甲タイプの重巡。おまけに魚雷型ということで、主砲砲座は1つ、手数が少なすぎて厳しい。
重巡の中では魚雷性能が高いほうですが、魚雷関連スキルは一切持っていない。
主砲連射
主砲発射時に25%で発動し、追加の主砲攻撃を行う。
開幕と発動後にクールタイム5秒がある。
発射される主砲攻撃は敵を狙わないノーロック攻撃。全弾発射のように自身の正面に発射する。
これがこのスキルの難点。
最近になって似たような効果を持つ艦船が増えており、それらはちゃんと敵を狙って攻撃してくれる。
それなのに、このスキルは一向に修正されることがなく放置されたまま。怠惰ですね。
火力全開
おなじみの火力アップスキル。
10秒発動だと、重巡主砲で2回攻撃するくらいが精一杯。
全弾発射-ケント級II
主砲で6回攻撃すると発動する全弾発射スキル。
威力38×6発、上下に開くように発射される。
初期キャラにありがちな弱い全弾発射スキル。発射数を5倍くらいに増やしてくれても全然有りだと思う。
雲さん観察の成果
サフォークに専用装備をセットすると、火力30/回避15を獲得。回避上昇を得るのは嬉しいです。
装備効果は領域型の斬撃。おなじみの効果なので省略。
スキル強化は主砲連射。発動率が75%になり、発動時に自身の耐久を2%回復するようになった。
なんと、追加砲撃で敵を狙ってくれるようになりました。
発動率も上がって主砲期待値は1.75倍と見れます。
副砲型重巡と呼ばれる艦船は主砲補正130%×2=出力260%くらい。サフォークは主砲連射を考慮すると出力280%です。副砲型重巡に匹敵する主砲性能を得たと言えるでしょう。
回復期待値は1回1.5%。戦闘中の主砲攻撃回数によって、トータルの回復量が変動。
6秒くらいのサイクルで攻撃したとして、60秒の戦闘なら10回攻撃できる。回復期待値は15%です。単独で10%回復でも十分大きいと思いますが、15%はなかなか。
これだけの回復量なら連戦で生存力の低さを補えるでしょう。
総評
サフォークに専用装備が実装されました。
副砲型重巡に迫る主砲性能を獲得。回復効果も合わせて、連戦で活躍しそうな性能になりました。
専用装備による強化幅は大きいものの、初心者にオススメして良いものか悩むところ。
無料の装備だったら迷わず推せるのですが、将来性の低い低レア艦船に投資するのはちょっと気が引ける。
おわりに
新しい専用装備が5種類実装されました。
とりあえずサウスダコタの調整をした人間は許せないです。サウスダコタのスキルが活きるステージを毎年実装するくらいじゃないと許せそうにない。
U-47、最上、サフォーク、このあたりの調整は良いと思いました。ただ願わくば、専用装備の費用を減らすとか、無料引換券みたいなものを実装して欲しい。
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