アズールレーンに登場する設備「ビーバーズエムブレム[T1]」について、ステータスや総合評価をまとめています。
ステータス
設備「ビーバーズエムブレム[T1]」のステータス(強化+10)。
ビーバーズエムブレム[T1]
艦隊速力が20%アップ
駆逐-軽巡-重巡-超巡-巡戦-戦艦-軽母-空母-航戦-潜母-砲艦-潜水-工作-運送
強化+13で耐久+90・回避+44
総合評価
設備「ビーバーズエムブレム[T1]」の総合評価。
評価:★★★★★
基本性能
ビーバーズエムブレムは誰にでも装備可能な設備です。
装備すると耐久+75・回避+35。ここまで回避を増やせる設備は強化油圧舵とビーバーズエムブレムくらい。
さらに前衛艦隊の移動速度が20%アップ。ビーバーズエムブレムを主力艦に装備してても、この効果は有効です。
通常、回避を上げたい時は強化油圧舵が優先されるでしょう。ビーバーズエムブレムは移動速度アップを目的とした時、あるいは2枚目の強化油圧舵という立ち位置。主に回避と速力が低い重巡・超巡の定番装備として活躍します。
移動速度について
戦闘中の移動速度は前衛艦隊の速力を参照しており、主力艦隊の速力は関係ありません。
★前衛艦隊の移動速度
=前衛平均速力×前衛補正
★前衛補正
1隻=1.0
2隻=0.98
3隻=0.96
参照先⇒大陸版wiki
以下のgif動画では、移動速度を揃えることで、計算式が正しいことを検証しています。
例えば、前衛3隻で平均速力30なら、0.96を掛けて移動速度は28.8、ビーバーズエムブレム有りで34.56。
戦闘中に前衛艦が落ちると、その艦船の速力が差し引かれ、リアルタイムで移動速度が変化します。
ちなみにビーバーズエムブレムの移動速度アップは戦闘中に発動する効果です。改良型缶などのステータスに反映される効果と異なり、移動制限のあるイベント海域で移動距離を増やすことはできません。
移動速度を上げるメリット
暗流
戦闘中に画面中央から右(敵側)に近付くと動きが鈍くなり、最終的に左に押し戻されてしまいます。この現象は「暗流」と呼ばれています。
移動速度の大小によって、暗流を突破できるかどうか、暗流で活動できる時間が変わります。移動速度が高ければ、gif動画のように右端まで突っ込めます。
駆逐艦無しの編成だと、改良型缶やビーバーズエムブレムを積まないと暗流の突破は難しいようです。
弾を避けやすい
移動速度を上げると弾を避けやすくなります。特に自機狙いの弾は素早い動きに対応できません。投射弾や爆撃など、破壊範囲からいち早く逃げ出すことも可能。
普通は避けるのが難しい攻撃でも、暗流を乗り越えて強引に避けることもできます。
接近戦
敵の攻撃が緩んだ隙を狙って素早く接近⇒魚雷フルヒットを狙う戦法を取れます。魚雷を当てた後も速やかに離脱可能。
どの程度移動速度を上げるかは、相手や編成、プレイヤーの好み次第。
対空砲
移動速度は対空迎撃においても活躍。
航空機が飛んでくるタイミングを見計らって右に突っ込み、攻撃開始を早めることで、対空砲回転率を上げる戦法が取れます。
ステージギミックによる航空機は撃墜しないと何度でも飛んでくる厄介な仕様があります。しかも、補充分+被撃墜分が飛んでくるため、序盤の撃墜数が少ないと中盤以降は地獄を見ることも。
序盤はまだ余裕があるので、敵の航空機を待ち構えるより、自分から迎撃に向かうほうが後々の被害を抑えやすいです。
接触ダメージ
移動速度が高いと敵にぶつかりやすくなると思う人もいるでしょう。実際はどうなのか分かりませんが、移動速度には以下の仕様があります。
敵と接触中は移動速度が低下する。移動速度が遅いと抜け出すのに時間が掛かり、余計接触ダメージを受ける回数が増えます。
下から上に向かって量産型を通り抜けるとこのようになりました。
速力 | ダメージ発生 |
---|---|
25.2 | 4回 |
26~39未満 | 3回 |
39以上 | 2回 |
74前後 | 1回 |
ダメージ発生回数は、助走の有無や敵の大きさで変わることがあります。
仮に移動速度39以上で1戦闘4回通り抜けると4×2=8回ダメージ。これ以下の移動速度で1戦闘3回通り抜けると3×3=9回ダメージ。当然、前衛3隻ならダメージ発生回数も3倍です。
仮に移動速度39以上が1.5倍ぶつかりやすくても、ダメージの発生回数は同じです。逆にぶつかる回数が等しくなるほど、移動速度に優れるほうが早く離脱できて有利。
案外、接触ダメージを抑えるのに移動速度は重要なのかもしれません。
回避率
アズレンの仕様上、回避が低い艦船ほど、回避を上げた時の生存力が大きく向上します。逆に元から回避が高い艦船では、回避率の向上は小さくなります。
以下は同レベル、味方の幸運50、敵の命中100・幸運50とした時の回避率。
回避 | 回避率 | 回避 | 回避率 | 回避 | 回避率 |
---|---|---|---|---|---|
30 | 14.24% | 130 | 46.89% | 230 | 59.87% |
40 | 19.57% | 140 | 48.67% | 240 | 60.76% |
50 | 24.21% | 150 | 50.31% | 250 | 61.59% |
60 | 28.27% | 160 | 51.83% | 260 | 62.37% |
70 | 31.86% | 170 | 53.23% | 270 | 63.11% |
80 | 35.05% | 180 | 54.53% | 280 | 63.82% |
90 | 37.91% | 190 | 55.75% | 290 | 64.48% |
100 | 40.49% | 200 | 56.88% | 300 | 65.12% |
110 | 42.83% | 210 | 57.94% | 310 | 65.72% |
120 | 44.95% | 220 | 58.94% | 320 | 66.3% |
例えば、回避30⇒回避70で回避率は約17%も向上します。この時の生存力は通常の約1.25倍。
回避100⇒回避140で回避率は約8%向上。生存力は通常の約1.15倍。これでも十分な生存力アップが見込めますが、先程より効率が低下していることは一目瞭然。
さらに駆逐艦レベルの回避だと、回避+40しても回避率の向上は3~4%程度。生存力は通常の約1.08倍。これだと応急修理装置で耐久+500したほうが遥かに効率的。
組み合わせ
生存力が上がる効率的な設備の組み合わせを紹介。敵は同レベル・命中100・幸運50としています。応急修理装置装備時の回復は考慮していません。
駆逐艦
条件 | 耐久 | 回避 | 幸運 | 回避率 | 生存力 |
---|---|---|---|---|---|
駆逐 | 1500 | 300 | 50 | 65.12% | 4300 |
応急 | 2000 | 300 | 50 | 65.12% | 5733 |
金舵 | 1560 | 340 | 50 | 67.37% | 4780 |
応急2 | 2500 | 300 | 50 | 65.12% | 7167 |
応急金舵 | 2500 | 340 | 50 | 67.37% | 6313 |
金舵ビーバー | 1635 | 375 | 50 | 69.03% | 5279 |
上記はロイヤル駆逐艦をベースにしたもの。
アズレンでは、回避が高いほど回避率の上昇効率が悪化する仕様があります。
表を見ればわかる通り、駆逐艦の回避を上げるより、耐久を上げたほうが効率的。例えば、金舵ビーバーの組み合わせより、応急一つ装備するほうが生存力は高くなります。
軽巡
条件 | 耐久 | 回避 | 幸運 | 回避率 | 生存力 |
---|---|---|---|---|---|
軽巡 | 4000 | 110 | 50 | 42.83% | 6996 |
応急 | 4500 | 110 | 50 | 42.83% | 7871 |
金舵 | 4060 | 150 | 50 | 50.31% | 8170 |
応急2 | 5000 | 110 | 50 | 42.83% | 8745 |
応急金舵 | 4560 | 150 | 50 | 50.31% | 9176 |
金舵ビーバー | 4135 | 185 | 50 | 55.15% | 9219 |
上記は軽巡をベースにしたもの。
軽巡以下の回避を持つ艦船は、回避を重視すると生存力が高くなります。ただし、応急修理装置が絡む組み合わせには回復効果があり、回復を考慮するなら応急+回避がベストです。
重巡
条件 | 耐久 | 回避 | 幸運 | 回避率 | 生存力 |
---|---|---|---|---|---|
重巡 | 6000 | 60 | 50 | 28.27% | 8364 |
応急 | 6500 | 60 | 50 | 28.27% | 9061 |
金舵 | 6060 | 100 | 50 | 40.49% | 10183 |
応急2 | 7000 | 60 | 50 | 28.27% | 9758 |
応急金舵 | 6560 | 100 | 50 | 40.49% | 11023 |
金舵ビーバー | 6135 | 135 | 50 | 47.80% | 11752 |
上記は重巡をベースにしたもの。
重巡や主力艦くらいの回避だと、回避を上げた時の効率がめちゃくちゃ高くなります。例えば、応急2つの生存力より、金舵1つのほうが高いほど。
1戦闘に限れば、回復7回(105秒)以上で応急金舵が有利。それ以下なら金舵ビーバーが有利。
回避と耐久
設備の組み合わせで生存力が高くても、回避率より耐久上限を優先したほうが良い場面もあります。
回避はあくまで攻撃を避ける能力であり、追加効果による継続ダメージや接触ダメージは回避できません。つまり、回避率が効かないダメージを受ける機会が多いほど、耐久実装値を高くしたほうが良いということ。
また、耐久上限が高ければ、味方から貰う回復が僅かに増える利点もあります。
諸々の条件を考慮して、なるべく最適な設備選びをできるようになりたいです。
演習
演習では敵の攻撃損失が増えるほど味方が有利になります。
特に主力艦は元々の回避が低いので、先程の表で見せたように、強化油圧舵を装備した時の生存力向上は大きいです。これで主力の攻撃回数が増えれば最高。最悪、生存時間が長引くだけでも、味方を活かす形になるので○。
相性の良い艦船
設備「ビーバーズエムブレム[T1]」と相性の良い艦船。
主力・重巡・超巡
回避の低い主力艦や重巡・超巡は回避を上げた時の回避率上昇が大きいです。
ただし、主力艦の場合、海域で回避率が機能するのは投射弾くらい。航空機や量産型の到達ダメージを受ける頻度が多い時は「VH装甲鋼板」で耐久実装値を上げることも考えられます。
回避率アップ
回避率アップ効果は回避率計算の最終値に加算される効果です。ビーバーズエムブレムで回避を上げた後、回避率アップ効果を加えると効果的。
天城のスキルで主力艦は回避率10%アップ。
能代のスキルで自身の回避率アップ。
回避アップ
回避バフが大きい艦船は回避設備を装備した時の効率が若干高くなります。
サン・ルイは50秒間、回避35%アップを得られます。
チャールズ・オースバーン
改造後のチャールズ・オースバーンは、ビーバーズエムブレムを装備している駆逐艦に自己再生効果を付与します。チャールズ・オースバーン自身に装備してもOK。
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