アズールレーンに登場する設備「VH装甲鋼板[T0]」について、ステータスや総合評価をまとめています。
ステータス
設備「VH装甲鋼板[T0]」のステータス(強化+10)。
VH装甲鋼板[T0]
装甲タイプが重装甲の艦船が装備している場合、戦闘中自身が受ける徹甲弾のダメージを6%、榴弾・通常弾のダメージを3%軽減する。装甲タイプが重装甲以外の艦船が装備している場合、装甲タイプが重装甲になる
超巡-巡戦-戦艦-空母-航戦
強化+13で耐久740
総合評価
設備「VH装甲鋼板[T0]」の総合評価。
評価:★★★★★
基本性能
設備の中ではトップクラスの耐久上昇値。しかも、装備する艦船の元々の装甲タイプによって、さらに生存力が増すことも。
主力艦は戦艦・巡戦・空母・航戦に装備可能。軽空母には装備できない点に注意。
前衛艦は超巡吾妻、エーギル、クロンシュタットに装備できます。
重装甲
重装甲タイプの艦船に「VH装甲鋼板」を装備すると、自身の受ける徹甲弾6%軽減、通常弾・榴弾3%軽減を獲得。
仮に耐久8000の重装甲に装備した場合、耐久+650と軽減込みで、対徹甲弾は耐久9202、対榴弾は耐久8917。これらの砲撃に対して最低でも実質耐久+900~1200程度の効果を得られます。
ただし、重装甲に装備するのが必ずしも正解とは言えません。対抗馬となる「強化油圧舵」「応急修理装置」の存在が大きいからです(後述)。
中装甲
「VH装甲鋼板」を中装甲タイプの艦船に装備すると重装甲に変化。この効果で重装甲になっても、先の軽減効果は得られません。
艦種・弾薬によって異なりますが、中装甲が重装甲になるメリットは砲撃耐性を得られること。デメリットは魚雷や航空攻撃のダメージが増えること。
主な攻撃による対甲倍率は以下の表を切り替えて見て下さい。
弾種 | 軽装甲 | 中装甲 | 重装甲 |
---|---|---|---|
通常弾 | 100% | 50% | 20% |
徹甲弾 | 90% | 70% | 40% |
榴弾 | 120% | 60% | 60% |
弾種 | 軽装甲 | 中装甲 | 重装甲 |
---|---|---|---|
通常弾 | 100% | 75% | 40% |
徹甲弾 | 100% | 80% | 60% |
榴弾 | 145% | 105% | 70% |
弾種 | 軽装甲 | 中装甲 | 重装甲 |
---|---|---|---|
通常弾 | 100% | 90% | 50% |
徹甲弾 | 75% | 110% | 75% |
榴弾 | 135% | 95% | 70% |
弾種 | 軽装甲 | 中装甲 | 重装甲 |
---|---|---|---|
通常弾 | 70% | 100% | 90% |
徹甲弾 | 45% | 130% | 110% |
榴弾 | 140% | 110% | 90% |
弾種 | 軽装甲 | 中装甲 | 重装甲 |
---|---|---|---|
水上艦魚雷 | 80% | 100% | 130% |
潜水艦魚雷強 | 80% | 100% | 130% |
潜水艦魚雷弱 | 70% | 100% | 120% |
弾種 | 軽装甲 | 中装甲 | 重装甲 |
---|---|---|---|
攻撃機 | 80% | 110% | 130% |
100lb | 80% | 85% | 100% |
500lb | 80% | 90% | 110% |
1000lb | 80% | 95% | 115% |
1600lb | 75% | 100% | 120% |
2000lb | 70% | 105% | 125% |
前衛艦の超巡が重巡徹甲弾を受ける場合、中装甲110%→重装甲75%というように大きな変化があります。この例だとダメージを約32%もカットでき、生存力の大幅な向上が見込めます。駆逐艦の榴弾のみ、ダメージに変動がありません。
主力艦は海域だと戦艦投射弾くらいしか受けないので、重装甲にするデメリットはほとんどありません。演習では流れ弾の魚雷や航空魚雷を受けることがあるので注意。
対抗馬
「VH装甲鋼板」を重装甲・中装甲どちらに装備する場合でも、対抗馬となり得るのが「強化油圧舵」と「応急修理装置」です。
重装甲の場合
以下の表は重装甲のロドニー(耐久7630)に各種設備を積んだ時の総耐久(回避率込み)。仮想敵は命中100/幸運50で計算。
設備 | 耐久値 | 回避率 | 総耐久 |
---|---|---|---|
VH装甲鋼板(軽減無) | 8280 | 17.91 | 10086 |
VH装甲鋼板(3%軽減) | 8280 | 17.91 | 10398 |
VH装甲鋼板(6%軽減) | 8280 | 17.91 | 10730 |
応急修理装置(回復2%) | 8130 | 17.91 | 10101 |
応急修理装置(回復10%) | 8130 | 17.91 | 10894 |
強化油圧舵 | 7690 | 35.29 | 11883 |
回避率の上昇が大きいので、砲撃耐性を上げる目的なら「強化油圧舵」を装備した方が有利。連戦では「応急修理装置」で回復するのが無難。
「VH装甲鋼板」を重装甲タイプに装備して有利な状況は、回避不可能なEXステージや確定受けしたい時などが考えられます。
中装甲の場合
以下の表は中装甲のフッド(耐久8445)に各種設備を積み、戦艦徹甲弾を受けた時の総耐久(回避率込み)。仮想敵は命中100/幸運50で計算。
設備 | 耐久値 | 回避率 | 総耐久 |
---|---|---|---|
VH装甲鋼板 | 9095 | 16.85 | 9943 |
応急修理装置(回復2%) | 8945 | 16.85 | 8440 |
応急修理装置(回復10%) | 8945 | 16.85 | 9102 |
強化油圧舵 | 8505 | 32.93 | 9753 |
特定の攻撃に限定した場合、「VH装甲鋼板」で重装甲にする価値があります。
3つの内どれか選ぶなら、1戦闘で様々な攻撃を受ける状況では「強化油圧舵」が万能。1戦闘で特定の攻撃に限定するなら「VH装甲鋼板」。連戦か攻撃以外のダメージ(衝突ダメージや炎上など)を受ける機会が多いなら「応急修理装置」といった使い分けが考えられます。
「強化油圧舵」は回避が低いほど効率が良く、回避が高いほど効率が悪くなります。戦艦よりも回避が高い空母だと、「VH装甲鋼板」や「応急修理装置」の有利が大きくなることも。
以下の表は中装甲のエンタープライズ(耐久6193)に各種設備を積み、戦艦徹甲弾を受けた時の総耐久(回避率込み)。仮想敵は命中100/幸運50で計算。
設備 | 耐久値 | 回避率 | 総耐久 |
---|---|---|---|
VH装甲鋼板 | 6843 | 33.32 | 9329 |
応急修理装置(回復2%) | 6693 | 33.32 | 7875 |
応急修理装置(回復10%) | 6693 | 33.32 | 8493 |
強化油圧舵 | 6253 | 45.28 | 8790 |
「VH装甲鋼板」と「強化油圧舵」の差は約500、先程のフッドが約200なので、「強化油圧舵」の効率が悪くなっていることが分かります。
相性の良い艦船
設備「VH装甲鋼板[T0]」と相性の良い艦船。
超巡
前衛艦の吾妻とクロンシュタットは「VH装甲鋼板」を装備すると、前衛では珍しい重装甲で運用できます。
前衛は受ける攻撃の種類が多く、その時々で生存力が変化します。砲撃全般は装甲補正が20%~35%変化。超巡の元々の耐久値と合わせて、中装甲重巡よりも高い生存力を発揮します。
魚雷や航空のダメージが増えるというデメリットはありますが、超巡の耐久値は一般的な中装甲重巡(ポートランド改)よりも1.3倍以上高く、あまり問題になりません。砲撃ダメージを抑えられる分、基本的にプラスに働く訳です。もちろん、魚雷や航空攻撃が頻発する状況なら中装甲で戦ったほうが有利なのは言うまでも無いでしょう。
中装甲主力
海域で主力艦が攻撃を受けるとしたら、ほぼ敵戦艦の投射弾のみ。中装甲の主力は「VH装甲鋼板」を装備していれば確実にダメージを抑えられます。中装甲が有利な状況と不利な状況を見極めて装備できると○。
シャンパーニュは戦艦でありながら中装甲という珍しい艦船。自身の耐久が75%以上の時、旗艦の受けるダメージを肩代わりするスキルを持っています。耐久を上げて砲撃耐性を身につければ、肩代わり可能な状態が長くなるかも。
イラストリアス
イラストリアスのシールド耐久は、自身の最大耐久値の10%分が反映されるため、耐久上昇値が高い設備で固めるとシールド耐久が増加。「VH装甲鋼板」は強化+13で耐久740アップ。「応急修理装置」強化+11が耐久530なので、それと比べてシールド耐久が21アップ。シールドは最大で前衛3隻に付与されるため、スキル1回で最大63ダメージ多く防げます。連戦で複数回使うことで大きな効果になります。
回復系
自身の最大耐久値を参照する回復スキルを持っている場合、「VH装甲鋼板」を装備して耐久上限を引き上げると回復量を増やせます。中装甲→重装甲になるメリットや重装甲に装備した時の砲撃耐性と合わせて、確実に生存力を上げられます。
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