アズールレーン2024年1月11日のアップデートにて、期間限定イベント「遡望せし虹彩の塔」のライト復刻が開催予定です。今回はこのイベントで入手できる限定艦船について簡単に解説しています。
限定艦船
「遡望せし虹彩の塔」では5種類の艦船を入手できます。イベント期間は1月11日~1月18日と予想。
このイベントの目玉となるのはUR戦艦「ウルリッヒ・フォン・フッテン」。前回と同じなら排出率は1.2%。100回建造で約70%の人が入手できます。
いつもどおりなら、期間限定建造を累計200回行う度にUR艦船を受け取れる「天井機能」があるはずです。出ないときはいくらやっても出ないので、天井があるのは嬉しい。ちなみに200回建造でURが出ない確率は約9%です。
ライト復刻ということで、今回も無料で限定建造を行える「建造支援チケット」を入手できるはずです。前回の島風復刻では合計45枚の建造支援チケットを入手できました。今回も同じ入手数なら、建造支援チケットだけでURを入手する確率は41.92%です。
★URを最低1隻以上入手する確率
200回:91.06%
150回:83.65%
100回:70.10%
45回:41.92%
また、イベント期間中は3回建造でイベントPtを貰えるデイリー任務があるはず。これは建造支援チケットを使った場合でも達成可能です。
SSR軽巡「マクデブルク」は建造以外にも、Pt交換かイベント海域によるドロップが狙えます。つまり、期間限定建造で欲しいのはウルリッヒ・フォン・フッテン、プリンツ・アーダルベルト、エルベの3隻だけ。
SR潜水艦「U-1206」のみ、累計Pt報酬で入手可能です。
島風のライト復刻と同じなら、累計Pt15000で特装型ブリを入手できるはず。こちらも忘れずに入手したいです。
このイベント限定の装備はありません。
D3とSPでグローセ砲の設計図を入手できますが、必要な設計図は25枚と多い上に、現在は兵装開発で量産可能。シビアな環境でもなければ、ほかの主砲で代用できるし、掘る必要は無いです。
ウルリッヒ・フォン・フッテン
ウルリッヒ・フォン・フッテンは鉄血所属のUR戦艦。
H級戦艦。フリードリヒ・デア・グローセの姉妹艦だとか。
ウルリッヒやフッテンの愛称で呼ばれることもあるし、さらに短く呼ぶときは英語表記の頭文字から取ってUVHと表記されることもある。
担当声優は最近ご結婚された山村響さん。アズレンではアラバマの声も担当しています。
戦艦としての能力を突き詰めたような耐久値と砲撃性能が長所。戦艦トップクラスの装填が、装填バフでさらに加速。
ウルリッヒ・フォン・フッテンを僚艦に配置すると、主砲リロードが常時50%短縮され、主砲の与ダメが45%ダウンする。この効果がウルリッヒ最大の魅力。
通常20秒程度でリロードする主砲でも、僚艦配置のウルリッヒならおよそ10秒で攻撃を行える。攻速に優れる主砲に金火器か虹火器を合わせれば、初回リロード5秒以内も可能。主砲が倍速になって特殊弾幕と榴弾による炎上DPSがアップ。
海域では弾薬ボーナスで与えるダメージが10%アップする。このタイプの効果は加算されるため、僚艦配置なら主砲1回で65%、2回で130%のダメージを与えられる。旗艦に配置するより20%もダメージが高くなるわけです。オフニャの火アビを加えてさらにダメージを増やすことも可能。
逆に弾薬0や演習で使うと、主砲ダメージが低くなることに注意。
通常はリロード短縮の恩恵が大きいので僚艦配置が推奨されますが、弾薬0では悲惨なことになるので旗艦に配置したい。海域攻略で使うなら弾薬ボーナスを得られるボス戦がオススメ。
別艦隊の5戦目まで支援弾幕を発動してくれる。近距離優先で2発×4連射の砲撃、広範囲に針状弾をバラまく。1戦闘6回まで発動可能。照準範囲は85と長く、副砲より先に量産型や自爆ボートに反応する。別艦隊にウルリッヒがいれば、空母編成でも自爆ボートをある程度ケアできるだろう。
この支援弾幕は自爆ボートの迎撃に使えると良いのですが、照準範囲が長いので量産型に反応することが多い。その結果、クールタイム中に自爆ボートがゴールする、肝心な場面で使用回数を使い切ってしまうことがある。ウルリッヒ1人では難しい状況もあるので、この点をほかの支援弾幕で補えると良い。最近実装されたグアムなら使用回数が多いので、ウルリッヒの穴を埋められるだろう。
ウルリッヒの攻撃性能。旗艦配置でもつよつよSSR戦艦以上のパワーを発揮してくれます。僚艦配置が難しい状況では旗艦にするのも良いでしょう。
僚艦配置のウルリッヒは戦艦トップクラスの軽装甲DPSを発揮する。旗艦配置よりも軽装甲DPSが400以上増えています。
現在の強さはキアサージとビスマルクZweiの次に強いくらい。ビスマルクZweiが鉄血バフを持っているので一緒に採用することもあるだろう。
総評
ウルリッヒ・フォン・フッテンの強味は僚艦配置の倍速主砲と使用回数の多い別艦隊支援弾幕です。
僚艦配置の軽装甲DPSは戦艦トップクラス。
過去の余燼戦では、攻撃回数で能力が変動する、お供を倒すほど能力が変動する、特殊なボスが登場し、ウルリッヒの倍速主砲が活躍しました。
空母編成を組む上で別艦隊支援弾幕が超便利。セ作ではレギュラーメンバーです。
マクデブルク
マクデブルクは鉄血所属のSSR軽巡。
M級軽巡洋艦。あのドスケベ艦船レーゲンスブルクの姉妹艦ということになる。戦闘中に特殊セリフもあるようだ。
主砲砲座1と魚雷を駆使して戦う、いわゆる魚雷型軽巡というヤツ。
装填と速力は軽巡トップクラスの数値。
比較的対空性能に優れるほう。対空バフも持っている。
敵艦隊撃破数によって、自身の与えるダメージが6%アップ。最大4回加算で24%。
戦闘中、自身が敵艦を撃破する度に、命中・回避が5%アップ。最大4回加算で20%。
与ダメアップのほうは、海域マップに出現する艦隊を撃破すると加算される。つまり初回戦闘では効果無し。最大効果は5戦目から適用される。5戦目で平均ダメージ12%アップ。セイレーン作戦では与ダメアップが5%に下方修正される。余計なことを。
開始3秒に確定、20秒毎に70%で特殊弾幕を発動。弾幕性能は3戦目と5戦目に強化される。
1~2戦目は自身正面に砲撃と魚雷を発射する。
3~4戦目は砲撃部分の威力と補正が強化され、魚雷は変わらず。
5戦目は砲撃と魚雷が敵を狙うようになり、魚雷の発射数が増える。
弾幕不発でも自身の火力と雷装が10%アップ、最大2回加算で20%。最大加算で弾幕発動率が100%になる。
全弾発射の軽装甲性能が結構高め。カタログスペックはいいけど、主砲8回攻撃というサイクルで見たら微妙です。
マクデブルクの攻撃性能。命中・回避のバフは最大としています。
1戦目は与ダメアップが無いので、副砲型軽巡とか使うほうが強いです。
5戦目の攻撃性能は1戦目よりも、修正後平均DPSが1.6倍以上高くなっています。軽装甲DPSはヘレナより高いくらい。魚雷型なので中装甲・重装甲に対する強さもある。
総評
マクデブルクはアズレン開発のこじらせ被害を受けた艦船です。
与ダメアップは弾薬0の戦闘で少し有利になり、対潜環境では爆雷ダメージにも影響する。
艦隊を倒すほど強くなる、戦闘中に強くなる、そのコンセプトは悪くないけど、得られるリターンが見合っていない。
現在はマクデブルクの最大出力を常時発揮できるような軽巡も増えているので戦力的価値は小さい。
利点があるとすれば、レベル120にすると艦船技術で軽巡の火力+2を得られることでしょうか。
プリンツ・アーダルベルト
プリンツ・アーダルベルトは鉄血所属のSSR重巡。
P級装甲艦。プリンツ・ハインリヒの姉妹艦。
耐久6000オーバーの中装甲タイプ。
主砲砲座1と魚雷を駆使して戦う、いわゆる魚雷型重巡というヤツ。
プリンツ・アーダルベルトの主砲枠には大口径主砲か重巡主砲を積める。現在装備可能な大口径主砲はドイッチュラント砲のみ。投射タイプなので砲撃シールドを無視してダメージを与えられることが強味。
限界突破1回目で特殊副砲攻撃を習得。貫通する徹甲弾を2発×2連射。威力、補正、対甲倍率は優秀ですが、武器効率は40%と低い。だいたい3秒間隔で攻撃可能。これのおかげで普通の魚雷型重巡より手数が多い。
主砲攻撃時に70%で特殊弾幕を展開。威力10×52発、グーパンチっぽく並べた砲弾を飛ばす。発動後に10秒のクールタイムがある。
20秒毎に判定。自身の耐久割合が60%を上回っている場合、自身に耐久上限4%分の吸収シールドを8秒間展開する。ほかの前衛がいて、自身が先頭の場合、吸収シールドの耐久が2倍になり、前衛が受けるダメージを50%を肩代わりする。
仮に1戦闘で2回発動なら16%分の吸収シールド。肩代わりダメージも吸収シールドで受けられるので、余すこと無くシールドを使い切れるだろう。
耐久割合が60%未満だと、吸収シールドも肩代わり効果も発動せず、雷装15%アップしか貰えない。アーダルベルト自身もなるべく耐久を高く保てるように、味方の補助が欲しいところ。
プリンツ・アーダルベルトの生存力は吸収シールド2回で14000以上。ただし、肩代わりダメージは考慮していません。実際の戦闘では脆く感じるかもしれませんが、その分だけほかの前衛は残りやすくなる。
プリンツ・アーダルベルトの攻撃性能。
ドレイク砲装備時。軽装甲DPSはポートランド改のほうが70高い。魚雷型なので、中装甲・重装甲ならポートランド改以上の攻撃性能を発揮する。
ドイッチュラント砲装備時。単純な出力勝負ではドレイク砲に勝てません。
一方で砲撃シールドや主砲命中精度の差で、ドレイク砲の損失が30%以上あれば、中装甲DPSはドイッチュラント砲が有利です。
総評
プリンツ・アーダルベルトは高耐久重巡です。吸収シールドと肩代わり効果によって、味方の生存力を補えることが強味です。
壁役として見たら超巡の劣化になってしまう。超巡は毎年増えているし、計画艦で入手するのも容易。
ほかの重巡もそうですが、なかなか難しい立ち位置の艦船です。
ちなみにプリンツ・アーダルベルトにはSP家具が用意されています。メイドスキンを着たアーダルベルトをSP家具に乗せることができる。メイドスキンを買う予定ならSP家具もどうぞ。
エルベ
エルベは鉄血所属のSR軽空母。
お嬢様言葉で話す女の子。
メイドスキンのスケベポーズとリフレクパンツが有名。
SRということで、基本ステータスは全体的に控えめ。
戦闘機・爆撃機・対空砲を装備できるタイプ。戦闘機補正が145%と高いことが長所。
開始時と航空攻撃時に、敵弾を6回まで防げる正面固定砲撃シールドを8秒間展開する。このシールドが持続中に破壊された場合、次の航空攻撃まで与えるダメージが15%アップする。
毎回砲撃シールドが破壊されれば、毎回航空攻撃とスキル攻撃のダメージが上がる。
航空・命中のバフに与ダメアップ、特殊航空攻撃もあるので、攻撃力はそこそこ高い。
エルベの攻撃は範囲攻撃に偏るため、敵が多い状況は得意。
総評
エルベは爆撃型の軽空母。
軽空母特有の装填の高さから航空リロードが速い。
イベント周回やレベリングで使うくらいで、海域攻略で採用されるタイプではないです。
レベル120まで育成すると、艦船技術で軽空母の装填+1を得る。
U-1206
U-1206は鉄血所属のSR潜水艦。
トイレの使用法を誤ったことが引き金となり、最終的に自沈に至った珍事で知られている。
潜水支援範囲を最大レベルにすると、洋式トイレの形になる。
スキルで潜航力が10下がり188になる。
浮上中と離脱中、自身の与えるダメージが15%アップ。離脱中は自身の速力が50%アップする。
ダメージアップが機能するのは5秒ちょい。その間に魚雷攻撃を行えると良い。
ほかの鉄血潜水艦と同様にウルフパックを使える。最大で雷装・命中・装填が18%アップ。
総評
U-1206はいわゆるネタキャラというヤツ。性能はほとんど期待できない。
入手すると、艦船技術で潜水艦の回避+2を得られる。累計Pt報酬なので入手自体は簡単なので、忘れずに貰っておこう。
まとめ
今回のライト復刻で確実に入手したいのは、UR戦艦「ウルリッヒ・フォン・フッテン」。彼女を入手できたらほかの建造キャラは見送ってもいいです。
特に戦力的な側面で見た場合、プリンツ・アーダルベルトを狙う理由がありません。鉄血陣営は特別計画艦でローンやエーギルといった強い重巡・超巡を入手できるからです。
マクデブルクはPt交換かドロップで入手できるからしっかり確保。
ウルリッヒ・フォン・フッテンを天井まで狙うかは悩むところ。2023年7月以降に入ってきた指揮官からすれば初のUR戦艦なので、ぜひ入手しておきたいキャラではある。
ただ、1月18日からUR戦艦「ニュージャージー」が常設入りするので、そちらでゆっくり建造しながらPtを増やし、ニュージャージーを確実に入手するのも1つの手です。
期間限定建造は1週間という短い期間で200回建造を行う必要があり、少々厳しいものがある。
常設のほうは無期限なのでコツコツPtを集めて交換可能。URを入手するだけなら常設のほうが確実で負担は少ないはず。
また、今後の新規イベントでUR戦艦が実装されるかどうかも指標になります。おそらく今年も4回UR建造があり、2月にソビエツキー・ソユーズ、9月に大和が実装されるかもしれません。
もしUR戦艦が実装されるとしたら、そちらに備えてメンタルキューブを温存することも考えられる。なぜなら古いキャラより、新しいキャラのほうが高性能と考えられるからです。
ライト復刻のほうはウルリッヒを逃すとしばらくUR戦艦は無し。
ウルリッヒが常設入りするとしたら、早くても半年~1年後が予想されます。急ぎじゃなければPtを集めておいて、ウルリッヒの常設後に交換するのも良いだろう。
おわりに
1月11日のアップデートでウルリッヒ・フォン・フッテンが復刻します。
建造支援チケットを貰えるはずなので、メンタルキューブが無くてもUR戦艦を入手するチャンスがあります。
この半年で始めた指揮官にとっては初のUR戦艦。ぜひ入手して、UR戦艦のキャラパワーを体験して欲しい。
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