アズールレーンに登場する設備「精鋭航空整備饅頭[T0]」について、ステータスや総合評価をまとめています。
こちらは動画による解説がオススメ!
ステータス
設備「精鋭航空整備饅頭[T0]」のステータス(強化+10)。
強化+11で航空60
通称:整備饅頭
総合評価
設備「精鋭航空整備饅頭[T0]」の総合評価。
評価:★★★
基本性能
「精鋭航空整備饅頭」は2023年7月にコアショップ入りしたSR設備です。コアデータ500で交換可能。
名前が長いのでここでは「整備饅頭」と呼称します。
整備饅頭を装備可能な艦種は空母・軽母・航戦。セットすると航空60を獲得。
さらにスキルの効果で「装備者の航空リロードが常時4%延長され、与えるダメージが4%上昇」。
航空リロードを4%短縮するホーミングビーコン[T0]とは真逆の効果。ホーミングビーコンは攻撃巡の調整だけでなく、攻撃タイミングをずらす、攻撃回数を増やす、スキルの試行回数を増やす、戦闘時間を短縮するといった使い方ができます。
それに対して整備饅頭は、攻撃順を遅らせたい時に使うことはあっても、普段使いでは攻撃回数が減る、戦闘時間が伸びるといったデメリットが目立ち、ホーミングビーコンより活躍の機会は少ないと考えられます。
リロード比較
エンタープライズをモデルにリロードタイムを比較。艦載機は試作型BF、天雷、流星で固定。
通常時は23.2秒。ビーコン装備でリロードが約1秒短縮され、整備饅頭装備ではリロードが約1秒延長されます。
ちなみにビーコンと整備饅頭は同時装備可能です。
リロードに影響する効果が複数ある場合、それらは全て加算して一つにまとめます。つまり、ビーコンと整備饅頭を同時装備してもお互いのリロード効果を相殺するだけで、リロードタイムに変化はありません。
攻撃性能
整備饅頭の航空上昇値は60。これはホーミングビーコンと同じ数値ですが、スキルの効果で与ダメ4%アップがあります。この部分の効果がどれほどのものか。
通常時のエンタープライズをモデルにダメージ計算。艦載機は試作型BF、天雷、流星で固定。
整備饅頭のダメージはアイリス天使の羽根[T0]より高く、約1%の差で金カタパルトに負けるという立ち位置。
金カタパルトは航空上昇値が高いので、航空バフを持つ艦船と相性が良い。航空は制空値と索敵値にも影響するステータスなので、ダメージが近いなら与ダメアップより航空上昇値が高いものを選んだほうがお得です。
また、最近では与ダメアップ効果を持つ艦船が増えており、同種の効果は加算されるため、普通に乗算するより少しだけ効果が小さくなる。
例えば、スキル発動中のエンタープライズは与ダメ100%アップします。これに整備饅頭の効果を足すと104%アップ。ダメージ計算してみると、金カタパルトと整備饅頭のダメージ差は約3%に広がりました。最初の結果よりも差が開き、整備饅頭の不利が目立つことに。
つまり整備饅頭は普段使いだと金カタパルトに負けるし、与ダメアップ効果とやや相性が悪い訳です。
一応、この仕組みは弾薬0の状態でなら有利になることがあります。通常は弾薬0でダメージ50%ですが、与ダメアップでダメージ54%。この条件では金カタパルトを少し上回る結果を残してくれます。
ただし、弾薬0でちょっと強いという利点も、リロードが4%遅くなっていることを考えると、普段使いできる性能とは言えません。
それに紫装備なので強化上限も抑えられています。最大強化状態で金カタパルトと比較した場合、弾薬0の有利は約1%くらい。セ作では補正値の関係でもっと不利。
やはりダメージ目的で整備饅頭が優先されることは少なそう。
リロード延長の利点
リロード延長の利点を知ることで、精鋭航空整備饅頭を使う機会が増えるかもしれません。私が思い付く限りの状況をいくつかピックアップしてみました。
攻撃順調整
攻撃順調整は最もポピュラーな使い方となるでしょう。
空母編成でコンボを狙う時、一部空母は装填バフを持っている、軽空母は装填が高すぎるなど、足並みを合わせにくいことがあります。そこで整備饅頭を使って上手く調整できるといい感じ。
タイミングずらし
セ作や演習などでは、敵の特殊効果が発動するタイミングを避ける、効果の持続切れを狙って攻撃を仕掛ける使い方ができます。
また、航空攻撃のタイミングで、どうしても防空艦と噛み合ってしまうことがあるかもしれません。そこでリロードを遅くすれば、前衛や戦艦が防空艦を処理する時間を長く取れます。
時間差攻撃
装填が同じくらいの空母を2隻用意。空母Aにビーコンを装備して先行させる。空母Bには精鋭航空を装備して時間差攻撃。このように時間差攻撃できると、オーバーキルを防げて雑魚処理が捗ります。
大和砲と連携
今の空母は装填技術のおかげで航空リロードがかなり早いです。
戦艦の4大和砲は圧倒的にリロードが遅いので連携が難しくなります。
そこで空母の艦載機、装填技術、整備饅頭で航空リロードを遅く調整。無理やり大和砲に合わせる戦法が考えられます。
短期勝負で大ダメージを与えたい時に一考の余地有り。
採用機会は少ない
整備饅頭は一見攻撃順の調整に使えると思いますが、リロードを遅くする、攻撃順を調整するだけならいくつか方法があります。
編成に空母1隻だったら、オフニャを使える環境では装填オフニャを外す、装填技術が有効な環境では装填技術を下げることで対応可能。
複数の空母を運用するときも、今まで通り装備の組み合わせで攻撃順を調整できます。遅くても良いなら強い艦載機を選びやすい。
それにアズレンでは、この装備でこの順番じゃないと倒せない、そういう状況になることは稀です。
ほとんどのステージは制限時間内で敗北する前に、敵を倒せるダメージを稼げればいいので、プレイヤーが取れる戦法はほかにもあるはず。
そう考えると、整備饅頭を使う機会は少ないように思います。
総評
精鋭航空整備饅頭は航空リロードを延長する珍しい効果を持っています。
ダメージ上昇は金カタパルト並み。リロード延長を活かせないと使う価値は無し。
ぶっちゃけ普段から使うようなものでは無いし、この設備が必要になるのはガチ上級者くらい。初心者や中級者は迂闊に手を出さず、ホーミングビーコンなどの使用頻度の高い装備を交換したほうが良いです。
相性の良い艦船
設備「精鋭航空整備饅頭[T0]」と相性の良い艦船。
停止系
整備饅頭を1番使う可能性が高いのは、インプラカブルとアウグスト・フォン・パーセヴァル。この2隻は停止効果を持っており、それの発動タイミングを調整する手段として整備饅頭が候補に挙がります。
空母3隻編成では、インプラカブルまたはアウグスト・フォン・パーセヴァルを二番手で発艦させると上手く噛み合ってくれるはずです。
軽空母
セントーやアルビオンなどの軽空母は、空母より航空リロードが速いので、足並みを揃えるのが難しいです。そこで整備饅頭のリロード延長が役に立つかもしれません。
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