アズールレーンの余燼戦『ロドニー(META)』の仕様解説・編成例をまとめた記事です。余燼戦でなるべくダメージを稼ぎたい人におすすめの記事です。
こちらは動画による解説がオススメです!
ワンパン編成はこちら!
ステータス
ロドニー(META)のステータス。
クイーン・エリザベス(META)以来の重装甲戦艦。
Tier1でも耐久は38万以上あるのですが、Tier15の耐久は115万と低め。余燼戦と言えば、耐久140万前後は当たり前という印象ですが、ロドニー(META)は過去1番低い数値です。
設定速力は50。開幕にマイナス30されるらしく、実質速力は20と考えて良さそう。
回避や幸運は前回のキーロフ(META)と同じ。
ロドニー(META)へのダメージは通常通り。
耐久の低さを考えると、今回は最強編成や最強装備に頼らなくても勝てそうな気がします。
重装甲に刺さりやすい攻撃も多いです。戦艦なら徹甲弾主砲の装甲破壊効果が機能します。空母は攻撃機と爆撃機の重装甲補正が高い。前衛艦なら魚雷パワーのある艦船がいると良いかも。
艦種は戦艦なので、セントーやヴィクトリアスなどが所持する戦艦特攻が機能します。今回は敵の耐久が低いので、このあたりの艦船でもダメージが足りるかもしれない。
余燼戦でメジャーな艦船をモデルに命中率と回避率を計算してみました。ケッコン200、フル装備、艦船技術はだいたいMAXとしています。
今回は主力艦が投射攻撃を受けます。Tier15の攻撃力次第ですが、低耐久の主力艦は回避を上げることも考えられる。
特殊仕様
ロドニー(META)の特殊仕様。
制限時間
今回の余燼戦は制限時間がいつもより10秒長くなっています。
ただし、これは基本的に演出用です。ラスト10秒は敵にダメージを与えることができません。
つまり有効戦闘時間はいつもとあまり変わらない訳です。
次元超越
「1.5秒以内で敵の「ロドニー」が射撃・航空攻撃を行った場合、ロドニー(META)は次元超越状態になり、4秒間速力が上昇し、効果の対象にならずダメージを無効化する。」
相変わらず意味不明なテキスト。
実際の挙動から説明するとこうなる。
「1.5秒以内に戦艦主砲または航空攻撃を2回行った場合、ロドニー(META)は次元超越状態になり、4秒間だけ自動攻撃の対象にならずダメージを無効化する。」
例えば、航空攻撃を連続で行うと次元超越状が発動するし、戦艦主砲+航空攻撃でも発動する。ミサイル攻撃も戦艦主砲の対象に含まれる。魚雷攻撃は関係無いようです。
次元超越にはクールタイムがあるのか、4回連続攻撃しても発動するのは2回目の攻撃時のみ。
次元超越が発動している間は、ボスへの当たり判定が消失し、あらゆる攻撃やダメージを受けなくなる。
攻撃が当たっているように見えてもダメージ判定は出ません。ボスに体当たりしても、スルッと通り抜けてしまうため、接触ダメージも無し。事前に炎上状態や浸水状態にしても、次元超越中の継続ダメージは0の表示が出るだけ。
さらに未発見状態のように自動攻撃のターゲットにならず、自動攻撃は召喚された幻影を狙うようになります。
このような効果となっているため、速力が上昇する効果はあまり意味が無い感じ。
今回は次元超越が原因で、主力の連続攻撃コンボが無力化されてしまう。この仕様を知らずにコンボ編成で挑むと、Tier1ですらワンパンできない可能性も。
今まで積み上げてきた戦法をメタる厄介な効果ですが、わかっていれば対策は非常に簡単。
次元超越が発動しないように主力の攻撃タイミングを分散すればOK。
例えば、攻速が同じくらいの戦艦2隻にシャンパーニュ砲を積む場合、どちからに高性能火器管制レーダーを装備すれば、毎回約3秒の攻撃間隔をキープできる。空母は各艦載機、ビーコン、整備饅頭で攻速を調整。装填に差がある空母・軽空母を使う手もあります。
「私」の投影
「戦闘開始時、戦場に『ロドニー」の投影を7体召喚する。投影は攻撃せず、受けるダメージが1になる。「ロドニー」の投影が消滅するたびに、ロドニー(META)の与えるダメージがアップし、受けるダメージを軽減する。戦闘時間が残り10秒になった場合、すべての「ロドニー」投影が消滅する。」
召喚された投影はロドニー(META)の背後から動くことは無い。
投影の耐久は300らしい。攻撃だけでなく、炎上や浸水といった継続ダメージも1にする。普通に戦うと倒すのは難しいけど、発射数の多い全弾発射スキルをぶつけるとガッツリ削れるので、繰り返していればいずれ倒せる。
ただ、投影を1体倒す毎に、ロドニー(META)の与えるダメージが6%アップ、受けるダメージを4%軽減する。
倒しても敵を強化するだけ、利点があるとすれば戦艦の攻撃効率が上がること。
戦艦は砲座1でロドニー(META)を狙ってくれますが、砲座2~3はランダムな敵を狙う。今回はロドニー(META)+投影7体=8体の標的がおり、戦艦の攻撃効率はめちゃくちゃ悪く、破壊範囲による巻き込みにも期待できない。
逆に空母の艦載機はロドニー(META)を優先するため、投影放置でも高い攻撃効率を発揮します。
投影を倒す労力を考えると、空母中心の編成で投影放置が無難でしょう。
「ロドニー」の終焉
「「ロドニー」の投影がすべて消滅した場合、ロドニー(META)は次元超越状態になり、その後最後の一撃を放ち戦闘を終了させる。」
投影は戦闘時間が残り10秒になると全て消滅し、ロドニー(META)は戦闘終了まで次元超越状態になる。
敵にダメージを与えることができないので、そのまま戦闘が終わるのを見続けるしかない訳です。
これが今回の余燼戦で制限時間が長い理由。
ちなみにこの効果には小ネタがあり、「味方にロドニーorロドニー(META)がいる場合、この効果による次元超越と最後の一撃をキャンセルする」ことができます。
ロドニーを採用するかは置いといて、長くなった制限時間をフル活用できる訳です。
いつもは攻速重視で出力を抑えている空母も、出力重視で4回攻撃が狙えます。
ただし、投影消滅によってロドニー(META)の与ダメ42%アップ、軽減28%も付いてきます。
さらに注意点として、ラスト10秒も連続攻撃によって次元超越が発動します。これはロドニーがいてもキャンセルできない。
10秒長く戦えるメリットに対して、諸々の条件があまりにも重い。
実際にロドニーを採用するかの基準は、敵の攻撃に前衛が耐えられるか、ワンパンダメージは足りているか、それ次第。
行動表
ロドニー(META)の行動表。
開幕から20秒間は停止状態。ここで攻撃を当てられるのは戦艦くらい。普通の空母は収束魚雷が当たる前に動かれてしまうでしょう。
2回目の停止は53秒頃から45秒頃まで。戦艦も空母も攻撃を当てる猶予があります。あまり遅すぎると困る感じ。
3回目の停止は残り時間35秒頃から戦闘終了まで。ここは殴り放題です。
敵の次元超越を発動させないように攻撃間隔を空ける必要があります。これのせいで序盤は移動中に攻撃するしかない場面も出てくる。
アーク・ロイヤルなどの減速効果でアシストするか、移動中の敵にはインプラカブルで攻撃するとか、編成には攻撃を通しやすい艦船が欲しいです。
あるいは敵の耐久が低いことを理由に、移動中の敵を広範囲爆撃で叩く戦法も考えられます。
気付いたこと
速力
ロドニー(META)の基本速力は50で、開幕に60%減速が働き、速力20となるようです。
複数の減速効果は乗算されますが、減速効果の上限は80%までです。
今回の場合、ロドニー(META)に50%以上の減速効果を与えると上限80%になり、敵の速力が10になります。
速力10の敵に対する収束魚雷の物理命中率は80%以上が見込める。鉄血魚雷のJu-87 D-4[T0]なら85%以上だとか。
速力を低下させる効果があると、空母の攻撃効率が上がってダメージを稼げるようになります。
結果が変わる?①
基本的に攻撃間隔を約1.6秒空ければ、次元超越の発動を防ぐことができます。
しかし、同じ編成・同じ装備で挑戦してても、次元超越が発動しない時、たまに次元超越が発動する時があるようです。
詳しい原因はわかりませんが、フレームレートあるいは処理落ちなどの問題かもしれない。
もしもこの現象が多発するようなら、攻撃間隔をもう少し空けて調整してみてください。
結果が変わる?②
アズレンでは航空攻撃と魚雷攻撃を同時に処理できません。
例えば、手動操作で航空リロードと魚雷リロードがチャージ済みの状態を作り、一瞬だけオート操作に切り替えてみてください。魚雷攻撃だけして、航空攻撃は発動しないという結果になるはずです。ちなみに戦艦主砲と魚雷でも魚雷が優先され、航空攻撃と戦艦主砲なら同時に処理できる模様。
★同時リロードの処理
魚雷・航空⇒魚雷優先
魚雷・戦艦⇒魚雷優先
航空・戦艦⇒同時処理
大陸情報によれば、この現象によって主力の攻撃が0.2秒遅れるそうです。
同時リロードという稀な状況で、普段なら気にすることすらない問題。
今回はこれが原因で次元超越を発動させてしまうかもしれない。前衛に魚雷型を多く採用するときは注意しよう。
主力の攻撃間隔は空けているのに、なぜか次元超越が発動してしまう場合、同時リロードを疑ってみてください。
戦艦主砲
今回は戦艦主砲の攻撃効率が最悪なので、戦艦採用は極力避けるべきですが、それでも戦艦を使ってダメージを稼ぎたい場面もあるでしょう。
砲座1しか当たらないことを前提とした場合、戦艦主砲の攻撃効率はこのようになります。
命中率と命中精度は含めていません。
ロドニー(META)は重装甲なので、セオリー通りに考えると徹甲弾主砲を選びたくなります。
しかし、砲座1しか当たらない状況では榴弾の炎上ダメージが効くこともある。
この中ではアイオワ砲の合計値が一番高い。また、計算には考慮していませんが、虹火器による命中アップと命中精度向上もあるので、他の組み合わせより圧倒的に有利と言えます。
次点はグローセ砲による5回攻撃です。ただし、こちらは一度に2発投射するタイプなので、三連装砲より炎上期待値が低く不安定。利点は主砲連動弾幕の発動回数が多いこと。
一般的に人型優先ターゲットの特殊弾幕はボス優先で攻撃してくれます。
弾幕性能がとにかく強力な艦船は攻速に優れる連装砲が候補になるかもしれない。攻撃回数が多いと次元超越を発動させてしまうかもしれないのでそこだけ注意したい。
前衛がキツイ
今回の余燼戦は前衛に厳しい部分がある。
前衛の主砲は重装甲への通りが悪く、投影に吸われてしまうこともあって、前衛でダメージを稼ぐのが難しくなっています。特に射角の問題から重巡主砲の損失が大きいです。
さらにロドニー(META)は前衛に炎上攻撃を仕掛けてくるため、耐久が低い艦船は炎上ダメージで落ちてしまうことがあります。
炎上対策には消火装置が有効ですが、消火装置を装備すると今度は攻撃設備を積む余裕が減る。
結果として、前衛でダメージを稼ぐのが難しくなっている感じ。
信龍門
編成例・戦い方などを解説。特に説明が無い限り、オート操作、レベル125ケッコン200、装備最大強化(金以上+13/紫+11)、艦船技術MAX、と考えてください。
解説
運ゲー部分もありますが、オートワンパン可能。
長門の装填バフで白龍は停止中に攻撃を刺せるし、ビーコン装備で4回攻撃を狙います。
信濃はやや早めの3回攻撃。
長門の主砲は406mm三連装砲MK7[T0]で4回攻撃を狙う。アドミラルティ射撃統制システム[T0]と自動装填機構+11を装備し、次元超越の発動を防ぎます。
前衛は雲仙を固定として、キーロフ(META)、ヘレナ、風雲から2隻採用するパターンが考えられます。
雲仙は単騎で殴らせてみたところ、金四連磁気よりもMark35のほうが削れるっぽい。ボスの停止中に狙い撃ちを行えるので、多段ヒットしやすいのかもしれない。魚雷選択の参考にどうぞ。
キーロフ(META)は減速補助と一度だけですがダメージ補助を使える。主力の攻撃が刺さりやすくなり、ダメージ稼ぎに貢献してくれます。キーロフ(META)の代わりにエーギルを使う場合、超巡の装填技術が19以外だと同時リロードが発生し、白龍の攻撃が0.2秒遅れるようです。魚雷の強化段階や自動装填機構で調整してもいいけど、使えるならキーロフ(META)のほうが有利。
ヘレナは運ゲーになりますが、主力の攻撃が上手く刺さらなくても、ダメージ補助の強さでワンパンを狙える可能性がある。ワンパンを狙うならレーダー探知2~3回は欲しいです。
風雲は空襲先導による空母補助が強く、風雲自身も7万前後稼いでくれます。
キーロフ(META)、雲仙、風雲で、ヘレナ無しワンパンも狙えるようです。
空母編成
編成例・戦い方などを解説。特に説明が無い限り、オート操作、レベル125ケッコン200、装備最大強化(金以上+13/紫+11)、艦船技術MAX、と考えてください。
解説
信濃、白龍、インプラカブルによる空母3隻編成。オートワンパンはかなり難しく、ヘレナのレーダー探知2回以上、できれば3回は欲しいか。
この編成では攻撃順や艦載機選びなど、様々なパターンが考えられるため、どれが1番優れているか見極めるのは難しいです。
ここでは信濃、白龍、インプラカブルの順で攻撃するパターンを考察。
★ゲーム内攻速表記
信濃19.00(ビ18.24)⇒白龍21.05(ビ20.208)⇒インプ21.04(整21.8816)
ちょっと勿体無いけど、信濃にフルマーを装備して4回攻撃を安定させます。
インプラカブルは自前で停止効果を使えるため、いつ攻撃しても収束魚雷が刺さる。ここでは3番手で収束魚雷をぶっ放して稼ぐ方針ですが、2番手で攻撃をアシストするのも悪くない。
主力にインプラカブルを採用するため、前衛には信濃の重桜3隻条件を満たすために風雲を採用できると良い。
ヘレナを採用すれば、攻撃の通りが悪くてもワンパンを狙えるかもしれない。ここではSGレーダーを外しています。
空母編成は刺さると考えていましたが、諸々の調整がめんどくさいし、攻撃が当たるかどうかの問題もあって、あまりオススメできません。
武蔵編成
編成例・戦い方などを解説。特に説明が無い限り、オート操作、レベル125ケッコン200、装備最大強化(金以上+13/紫+11)、艦船技術MAX、と考えてください。
解説
武蔵を採用した編成。レーダー探知2回以上でワンパンを狙えます。
旗艦の武蔵は出雲砲を装備し、特殊弾幕で稼いでもらいます。自動装填機構は+11推奨。重装甲に対するダメージ補助があり、これが結構機能している部分もある。
信濃はフルマーを装備して4回攻撃を狙います。次元超越を発動させないように、フルマーの強化段階は+8推奨。
インプラカブルは流星二刀流にビーコン装備。白龍のほうが良さげに思えるけど、タイミングを気にせず攻撃できるのがいい。
前衛先頭にはプリマス。旗艦の武蔵をアシストしながら自身も10万くらい稼いでくれる。
残り2隻は雲仙とヘレナ。
個人的に武蔵編成は長門編成よりもオススメです。減速補助が無くても攻撃がぶっ刺さるのが魅力的。
魚雷編成
編成例・戦い方などを解説。特に説明が無い限り、オート操作、レベル125ケッコン200、装備最大強化(金以上+13/紫+11)、艦船技術MAX、と考えてください。
解説
前衛に酸素魚雷を装備した魚雷型艦船を並べて稼いでもらう捨て身編成。オートワンパン可能ですが、魚雷の当たり方や前衛が落ちやすいなどの問題から、ダメージを稼ぎきれるかは運ゲー。
主力は先に紹介している長門編成、空母編成、武蔵編成からお好みで。
前衛は選んだ主力に合わせて艦船と装備を変えたほうがいいと思う。補助効果なども含め、前衛3隻でだいたい50万前後の貢献をしてくれればOK。
前衛は雲仙、神通(META)、アヴローラ、島風、風雲などが候補に挙がります。
雲仙は前衛で1番稼ぐ見込みがあるので確定で採用したい。533mm魚雷Mark35(四連射)[T0]でだいたい20万前後稼ぐ。
島風はムラがあって安定しませんが、単体で雲仙に次ぐ稼ぎが見込めます。
風雲は自身の稼ぎと空母補助による貢献で、わりと安定した働きをしてくれます。自身8万前後+空母補助(2隻)8万前後=16万前後の貢献が見込める。
基本は雲仙+島風or風雲に、神通(META)やアヴローラの攻撃補助でさらに稼いでもらう方針。
長門編成では重桜艦船に装填バフが入るので、神通(META)の補助効果とは相性が悪いかも(一応ワンパン可能)。こちらはアヴローラのほうがいいかもしれません。
武蔵編成や空母編成では神通(META)が活躍するかも。先に神通(META)が攻撃できるようにしたい。島風を使う場合、設備は装填が上がらない533mm磁気魚雷(水上艦用)[T3]を装備するのも手。風雲は調整しても意味がないので好きなように殴らせる。
おわりに
今回は余燼戦「ロドニー(META)」の解説をしました。
Tierが低いうちは楽な相手だと思ったのですが、全然そんなことはなかった。
主力空母全員で4回攻撃を狙えないこと、主力の攻撃が刺さるかどうかの運ゲー。主力が思ったほど稼いでくれませんでした。
また、主力の不安定なダメージを前衛で補いたくても、消火装置が必要なくらい前衛負担が大きい。敵が重装甲なので主砲の通りが悪く、投影に攻撃を吸われてしまうため、前衛でダメージを稼ぐのも難しい。
結局、最強艦船を並べてヘレナの運ゲーに頼るという、ここ最近の余燼戦で1番情けない結果になりました。残念です。
そういえば、ロドニー(META)でも終焉キャンセルができます。これで安定ワンパン編成ができるかわかりませんが、育ったらまた編成を考えてみようと思います。
気軽にコメントしてね!